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2022.08.04

調査票翻訳の注意点とは?調査票・アンケートを正確に翻訳するためのポイントをプロが解説

調査票の翻訳とは、アンケートや市場調査、顧客満足度調査、社内調査などで使用する設問文・選択肢・回答方法の説明文を、対象となる国や地域の言語に翻訳することです。
調査票・アンケートを翻訳する際は、直訳ではなく、設問の意図や回答者の属性に合わせて正確に伝わる表現にすることが重要です。質問文や選択肢のわずかな表現の違いによって、回答者が誤解したり、正確な調査結果が得られなかったりする可能性があります。
特に、海外向けの市場調査や顧客満足度調査、外国人社員向けアンケートでは、対象国・地域の文化や言語表現を踏まえた翻訳が欠かせません。
本記事では、調査票・アンケート翻訳を正確に翻訳するためのポイントをプロの視点から解説します。

調査票の翻訳とは

調査票の翻訳とは、アンケートや市場調査、顧客満足度調査、従業員満足度調査、学術調査などで使用する設問文や選択肢、回答方法の説明文などを、対象国・地域の言語に翻訳することです。
一般的な文書翻訳と異なり、調査票翻訳では「回答者が正しく理解できるか」「迷わず回答できるか」「調査結果に影響しない表現になっているか」が重要です。

たとえば、同じ意味に見える表現でも、言語や文化によって受け取り方が異なる場合があります。質問文が曖昧だったり、選択肢のニュアンスに差が出たりすると、回答に偏りが生じる恐れがあります。
そのため、調査票翻訳では、原文の意味を正確に訳すだけでなく、調査目的に沿って、自然で回答しやすい表現に整えることが大切です。

なぜ今、アンケート、調査票の翻訳が必要とされているのかを解説

近年、アンケートや調査票の翻訳依頼は増加傾向にあります。その背景には、企業活動のグローバル化や、外国人顧客・外国人従業員との接点の増加があります。
たとえば、以下のような場面で調査票翻訳が必要とされています。

  • 海外市場へ進出する前に、現地ユーザーのニーズを調査したい
  • 外国人観光客や外国人居住者の満足度を把握したい
  • 海外顧客向けに商品・サービスのアンケートを実施したい
  • 外国人社員向けに社内アンケートを実施したい
  • 多言語で市場調査や学術調査を行いたい

以前は、海外向けの調査やアンケートは大企業が中心でした。しかし現在では、ECサイトやWebサービスを通じて海外展開を行う中小企業や個人事業主も増えています。
そのため、商品やサービスの改善、海外マーケティング、顧客満足度の向上を目的として、調査票を多言語化するケースが増えています。

調査票・アンケートを翻訳する際の3つの注意点

アンケート、調査票の翻訳にはどんな注意点があるのでしょうか。しっかりと「理解できる」「回答しやすい」翻訳文を作成しないと、どんな簡単な内容のアンケートや調査票でも回答してもらえない可能性があります。翻訳会社と綿密に打ち合わせを重ねた上で、以下の点にも十分気をつけましょう。

  • マーケティング分野に精通した翻訳者に依頼する
  • アンケートの目的と対象者を明確にする
  • アンケートの実施方法に合わせて翻訳する

マーケティング分野に精通した翻訳者に依頼する

翻訳会社にアンケートや調査票の翻訳を依頼する際には、マーケティング分野のエキスパートといえる翻訳者が担当するよう依頼することをお勧めいたします。
他の翻訳と同じく、アンケート、調査票の翻訳においても、専門知識や実務経験は欠かせません。
専門の知識を持つ翻訳者が、簡潔でわかりやすい文章や質問内容に翻訳することにより、アンケートの回答率も高まります。

反面、経験不足の翻訳者が翻訳を行うと、どうしても英文が長くなってしまい敬遠される要因になります。日本語で書かれたアンケートや調査票の原文をしっかりと理解し、簡潔でわかりやすい文章にする必要があります。
この作業には経験と知識が不可欠なので、翻訳会社にその旨をあらかじめ依頼しておくことにより、品質の良い翻訳文につながります。

アンケートの目的と対象者を明確にする

調査票翻訳の品質を高めるには、原稿を渡すだけでなく、「何のために実施するアンケートなのか」「誰に回答してもらう調査票なのか」を明確にすることが大切です。

たとえば、若年層を対象としたアンケートであれば、難しい表現を避け、短時間で理解できる自然な言葉を選ぶ必要があります。一方、医療、製造、IT、金融など専門性の高い分野の調査票では、専門用語や業界特有の表現を正確に翻訳しなければなりません。

また、一般消費者向けなのか、法人担当者向けなのか、外国人社員向けなのかによっても、適した文体や表現は変わります。
調査目的や回答者の属性を翻訳会社と事前にすり合わせておくことで、設問の意図が伝わりやすく、回答しやすい調査票に仕上げることができます。必要に応じて、専門分野に詳しい翻訳者による翻訳やネイティブチェックを加えると、より自然で精度の高い翻訳になります。

アンケートの実施方法に合わせて翻訳する

調査票やアンケートは、紙で配布する場合もあれば、Webフォームやオンラインアンケートとして実施する場合もあります。翻訳を行う際は、アンケートの実施方法に合わせて文の長さや表現を調整することが重要です。

近年は、スマートフォンやパソコンで回答するオンラインアンケートが増えています。オンラインアンケートでは、画面上での読みやすさや操作のしやすさが回答率に影響します。そのため、設問文が長すぎたり、翻訳後の文字量が増えすぎたりすると、レイアウトが崩れたり、回答者に負担を与えたりする可能性があります。

紙の調査票でも同様に、翻訳後の文字量によって見た目のバランスが悪くなることがあります。特に英語や中国語などに翻訳する場合、日本語と比べて文字数や表示幅が変わるため注意が必要です。
翻訳会社に依頼する際は、紙で使用するのか、Webアンケートで使用するのか、フォームやシステムに反映するのかを事前に伝えておきましょう。使用方法を共有しておくことで、レイアウトや回答しやすさを考慮した翻訳にしやすくなります。

調査票翻訳を翻訳会社に依頼するメリット

調査票は短い文章が多いため、機械翻訳や社内対応でも十分だと考えられることがあります。しかし、調査票翻訳では、短い文章だからこそ表現の違いが大きな影響を与えます。
翻訳会社に依頼することで、以下のようなメリットがあります。

設問の意図を踏まえた自然な翻訳ができる

翻訳会社では、原文の意味だけでなく、調査目的や回答者の属性を踏まえて翻訳を行います。
直訳では不自然になる表現も、回答者にとってわかりやすい文章に整えることができます。結果として、回答率の向上や調査データの精度向上につながります。

専門分野に合わせた翻訳者を選定できる

医療、製造、IT、金融、教育、マーケティングなど、調査票の内容によって必要な専門知識は異なります。
翻訳会社に依頼すれば、分野に応じた翻訳者を選定しやすく、専門用語や業界特有の表現にも対応しやすくなります。

ネイティブチェックにより自然な表現に整えられる

調査票は、回答者に違和感を与えない自然な表現であることが重要です。
ネイティブチェックを行うことで、文法的な正しさだけでなく、対象国・地域の回答者にとって自然な表現かどうかを確認できます。
特に海外向けの市場調査や顧客満足度調査では、ネイティブチェックを加えることで、より信頼性の高い調査票に仕上げることができます。

調査票翻訳に関するよくある質問

ここでは、調査票・アンケート翻訳でのよくある質問をご紹介します。

調査票・アンケート翻訳の費用はどのように決まりますか?

調査票・アンケート翻訳の費用は、原稿の文字数、翻訳する言語、専門性の高さ、納期、ネイティブチェックの有無などによって変わります。
また、ExcelやWordなどの原稿形式、Webフォームへの反映作業が必要かどうかによっても費用が変わる場合があります。
正確な費用を確認するには、翻訳したい原稿と対象言語、希望納期、使用目的を翻訳会社に共有したうえで見積もりを依頼するとよいでしょう。

ExcelやGoogleフォームで作成した調査票も翻訳できますか?

はい、ExcelやWordで作成された調査票のほか、GoogleフォームやWebアンケート用の原稿にも対応可能です。
ただし、Webフォームやオンラインアンケートの場合、翻訳後の文字量によって表示レイアウトが崩れることがあります。そのため、どの媒体で使用するのかを事前に翻訳会社へ伝えておくことが大切です。
使用形式を共有しておくことで、画面上での見やすさや回答しやすさを考慮した翻訳にしやすくなります。

複数言語への翻訳も同時に依頼できますか?

はい、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、タイ語など、複数言語への翻訳も依頼できます。
多言語で調査票を作成する場合は、言語ごとに設問の意味や選択肢のニュアンスがずれないようにすることが重要です。特に満足度調査や市場調査では、各言語で同じ意図が伝わるよう、用語や表現を統一する必要があります。
複数言語へ翻訳する場合は、事前に用語集や参考資料を共有しておくと、品質のばらつきを抑えやすくなります。

自由回答欄の翻訳も依頼できますか?

はい、自由回答欄の翻訳も依頼できます。
自由回答には、回答者の意見や感情、要望、不満などが含まれることがあります。そのため、単語ごとに直訳するのではなく、文脈やニュアンスを踏まえて翻訳することが重要です。
特に顧客満足度調査や社員アンケートでは、自由回答の内容が商品改善や組織改善のヒントになることもあります。正確に内容を把握したい場合は、専門の翻訳者による翻訳をおすすめします。

調査票・アンケート翻訳を依頼する際に必要な情報は何ですか?

翻訳を依頼する際は、原稿データのほかに、対象言語、対象国・地域、回答者の属性、調査目的、希望納期、納品形式を共有しておくとスムーズです。
また、過去に使用した調査票、商品・サービス資料、用語集、参考になる既存翻訳がある場合は、あわせて提出すると表現の統一がしやすくなります。
調査票の目的や回答者像が明確であるほど、より自然で回答しやすい翻訳に仕上げやすくなります。

アンケート、調査票の翻訳を承っております!翻訳会社FUKUDAIにご依頼下さい!

翻訳会社FUKUDAIでは、アンケートや調査票の翻訳を承っております。
各分野に精通した専門性の高い翻訳者が在籍し、アンケートや調査票の内容に応じて最適な翻訳者を選定した上で翻訳作業を行います。
また、品質以外でも、納期や予算、用語管理に関するご相談も随時受け付けております。
アンケート、調査票の翻訳は、ぜひ翻訳会社FUKUDAIにご依頼下さい!

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監修者

翻訳会社FUKUDAI 代表取締役

鈴木 宏基

株式会社トーメンや株式会社ロームにて、10年以上にわたり海外営業に従事。その後、翻訳者としての経験を積み、株式会社福大を創業。翻訳事業を立ち上げ、代表取締役に就任。

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