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2019.06.28

ビジネス文書の英語翻訳で知っておきたい書き方のコツと注意点

ビジネス文書を英語に翻訳する際は、日本語をそのまま直訳するのではなく、文書の目的や読み手に合わせて、正確かつ自然な英語表現に整えることが重要です。また、専門用語や固有名詞の統一、日付・数字などの表記にも注意する必要があります。

ビジネス文書には、メールだけでなく、会社案内や企画書・提案書、契約書、報告書、プレスリリースなどさまざまな種類があり、それぞれ求められる英語表現も異なります。

この記事では、ビジネス文書を英語翻訳する際のポイントや基本的な書き方、注意点、翻訳会社へ依頼するメリットについて解説します。

Index

ビジネス文書を英語翻訳するときのポイント

ビジネス文書を英語に翻訳する際は、日本語をそのまま英語に置き換えるだけでは十分ではありません。文書の目的や読み手、使用する場面を踏まえ、相手に意図が正確に伝わる表現へ整えることが重要です。
ここでは、ビジネス文書を英語翻訳するときに押さえておきたいポイントを解説します。

ビジネス文書は直訳ではなく目的や読み手に合わせて翻訳する

ビジネス文書の英語翻訳では、原文を一語ずつ直訳するのではなく、文書の目的や読み手に合わせて表現を調整する必要があります。
例えば、社内向けの報告書と取引先へ提出する提案書では、求められる文章の丁寧さや説明の詳しさが異なります。また、契約書では意味の正確性が重視される一方、会社案内やプレゼン資料では、自然でわかりやすく、相手に魅力が伝わる表現も求められます。
翻訳を始める前に「誰が読むのか」「何を伝えたいのか」「どのような場面で使用するのか」を明確にしておくことが、適切な英語表現につながります。

日本語特有の曖昧な表現を避ける

日本語のビジネス文書では、主語や目的語を省略したり、「なるべく早めに」「適宜対応する」といった曖昧な表現を使ったりすることがあります。
しかし、そのまま英語へ翻訳すると、誰が何をするのか、期限はいつなのかといった重要な情報が伝わりにくくなる場合があります。
英語翻訳を行う際は、必要に応じて主語・目的語・期限・条件などを明確にし、読み手によって解釈が分かれない文章に整えることが大切です。特に契約書や仕様書など、内容の認識違いがトラブルにつながる文書では注意が必要です。

専門用語・固有名詞の表記を統一する

ビジネス文書では、業界特有の専門用語や製品名、部署名、役職名などが頻繁に使用されます。これらの英語表記が文書内で統一されていないと、読み手が別の意味として受け取ったり、文書全体の信頼性を損ねたりする可能性があります。
複数の文書を継続して翻訳する場合は、専門用語や固有名詞の対訳表・用語集を作成しておくと効果的です。
過去に英訳した会社案内や契約書、Webサイトなどがある場合は、それらと表記をそろえることで、企業として一貫性のある英文を作成できます。

英語圏に合わせて日付・数字・表記を調整する

日付や数字、通貨、単位などの表記方法は、日本と英語圏で異なる場合があります。また、同じ英語でもアメリカ英語とイギリス英語では表記が異なるケースがあります。
例えば、日付の「8/10」は、アメリカでは8月10日、イギリスでは10月8日と解釈される可能性があります。そのため、「August 10, 2026」のように月を英字で表記するなど、誤解されにくい形にすることが重要です。
通貨についても「¥」「$」だけではなく、「JPY」「USD」などを併記すると、国際的なビジネス文書ではより明確になります。
翻訳先の国や地域、使用目的を確認したうえで、日付・数字・通貨・単位・スペルなどの表記ルールを統一しましょう。

英語のビジネス文書の基本的な書き方

英語のビジネス文書では、読み手が内容をすぐに理解できるよう、件名・宛名・書き出し・本文を簡潔かつ明確にまとめることが重要です。
特にメールでは、最初に目に入る件名で要件が伝わるかどうかによって、相手の確認や返信のしやすさも変わります。ここでは、英語のビジネス文書を作成する際の基本的な書き方を、項目ごとに解説します。

件名は一目でわかりやすく!テンプレート例

件名は一目でわかりやすいテンプレート例

件名が一目で要点を飲み込めるようなものになっていたら、読み手の方もその言わんとするところを察して、優先的に読んでもらえる確率がアップします。

また後々受信ボックスから探すときも、件名が明確な言葉を含んでいれば、労せずに見つけてもらえます。ここでは状況別での件名の書き方テンプレート例を紹介します。

先方の都合を伺う場合
例えば先方の施設などを見学させてもらう日程を相談するような場合、単に「〇〇見学の件」のような書き方よりも、一歩踏み込んで下記のようにわかりやすく相手の都合を伺う件名が望ましいでしょう。

〇〇 tour: How about August 3rd?
(〇〇見学:8月3日はいかがですか?)

〇〇 tour: Are you available on August 3rd?
(〇〇見学:8月3日なら大丈夫でしょうか?)

回答を望む場合:2パターン
宿泊先の手配や航空チケットを調達するために、タイムリミットまでに返信が欲しい場合もあるでしょう。そういうときはハッキリと回答の期日を件名に入れ込みましょう。

My visit to your office (need your response by March 1st)
御社オフィス訪問(3月1日までにお返事ください)

指定しておいた回答の期日を過ぎても何も返事がない場合、同じメールの件名の前にreminderを付け加えて再送すると効果的です。
「思い出させるもの」という意味合いを持つ reminder を付け加えることで、嫌味なく催促ができます。
「以前にお送りしたこのメールですが、お返事がないので念のため再送させていただきます」という注意を喚起する役目を果たしてくれます。

Reminder:Shipping schedule of 〇〇
(再送:〇〇の出荷日程の件)

緊急度別お知らせ:3パターン
緊急度の違いによるお知らせのパターンを3種類紹介しておきます。

まず、大至急に対応して欲しいもっとも緊急度が高い要件の場合には、Urgent! を頭につけましょう。それを読めば放置される可能性は下がります。

Urgent!:Next video meeting
(至急!:次回オンラインミーティングの件)

さほど緊急というほどではないけれど、知らせておきたい重要事の連絡には、Important と頭につけましょう。

Important: Possible delay in shipment due to 〇〇
(重要:〇〇による出荷遅延の可能性)

至急でもなければ重要でもないけれど、とりあえず知らせておきたい情報には、FYI (for your information)を頭につけましょう。

FYI: Our year-end and New Year holidays
(お知らせ:弊社年末年始休暇)

余談ですが、内容と関係のないあいまいな件名はジャンクメールと認識されたり、チェックを後回しにされたりするので避けましょう。

例えば、以下のような件名です。

  • Question
  • How are you?
  • Hello
  • Present for you
  • Thank you

 

宛名の基本的な書き方

宛名の基本的な書き方

英語のビジネス文書での宛名の書き方として、一般的なものは以下のものです。

  • Dear Mr.Koyama,
  • Dear Ms.Taninaka,

日本語のやり取りでいえば「〜様」のようなものです。しかし昨今では、宛名の書き方に新しいトレンドが見られます。

親密度をアップするちょっとした工夫
最近の傾向として、担当者レベルでのやり取りにおいては、Mr. や Ms. より少し柔らかく「さん」付け、つまり -san で呼びかけることが浸透してきています。

  • Dear Koyama-san,
  • Dear Taninaka-san,

「さん」は今や世界中で認知されていて、会話とメールのどちらでも汎用性が高く、実際に頻繁に使われます。
また、親しい関係であれば Dear を Hello に置き換えてもかまいません。

  • Hello Kawaguchi-san,
  • Hello Morita-san

 

書き出しの上手なフォーマット

書き出しの上手なフォーマット

日本語でのビジネス文書を書く場合は、書き出しとして「いつもお世話になっております」などから始まります。一般的であり形式的で、特に意味はなくてもこれがないと何か物足りなくなるものです。
では英語の場合はどうなのでしょうか?

儀礼より具体的な挨拶
英語のビジネス文書に慣れていない人は「いつもお世話になっております」を英語で表現しようとすることがあるようです。
強いて訳せば Thank you for your continuous support. などとなります。しかし残念ながら英語のビジネス文書では、この類いの社交儀辞令はほとんど意味をなしません。
むしろ冒頭には、心配りや具体的な感謝の思いを書く方がよいでしょう。

例えば久しぶりに連絡を取るような場合は、変わりなく元気にしているかを尋ねるような書き出しがよいでしょう。

I hope you all are doing very well.
(みなさま、おかわりないでしょうか)

他にも以下のような表現が可能です。

  • I expect you are keeping well.
  • I trust that you are keeping well.

頻繁にやり取りをしている相手には、前回の依頼への対応に関しての感謝の気持ちを示しましょう。あるいは迅速な返事へのお礼でもよいかもしれません。

Thank you for your sending us important documents so quickly as usual.
(いつもながら、重要書類を速やかに送っていただきありがとうございます)

Thank you for your quick response.
(早々の返信、ありがとうございます)

導入文で目的を示す
本文に入るまえに、導入部分で本件の主旨を要約して伝えましょう。

I am writing(emailing) to you regarding my visit to your 〇〇
(御社〇〇訪問に関して、連絡させていただきます)

We would like to hold a video conference with you next Monday.
(来週月曜日に御社とオンライン会議を行いたいと考えています)

そして、この後に続く本文で用件の詳細を書くのです。

本文のわかりやすい書き方

本文のわかりやすい書き方

ここでは、英語のビジネス文書をわかりやすく書くコツをいくつか紹介します。

重要項目は整理して箇条書き
日本語の文書でも同じことが言えますが、英語のビジネス文書で重要な項目は、箇条書きを利用すると、先方にとっても大事なポイントにすぐアクセスできてわかりやすいメールになります。
以下の例は海外出張において、空港まで迎えにきてもらう現地の窓口となる人に、必要な情報を簡潔に伝える目的のビジネスメールの一部です。

①と②の内容は同じです。しかし①よりも②の方が、重要な情報が圧倒的にわかりやすくなっています。

① I’ll leave Narita International Airport with my subordinates on September 6th with the flight #FD120 and arrive at the JFK International Airport at 11:30 a.m., the same day. I booked rooms for three of us at the Marriot hotel.

② Our flight schedule, etc. are as follows:

  • Flight#: NH120
  • Arrival date: September 6, 2020
  • Arrival time: 11:30 a.m.
  • Airport: JFK International Airport
  • Hotel: Marriot hotel
  • Number of people: 3 people (me and my two subordinates)

 

返信を要するなら明確に依頼
日本語のビジネス文書では、本文中で依頼したことや返信の依頼も含めて、末尾に「よろしくお願いいたします」と書きます。
しかし英語のビジネス文書で返信を求めるときには、末尾のその旨を記した方がよいでしょう。代表的な表現は以下の通りです。

  • We look forward to hearing from you soon.
  • Your quick response will highly be appreciated.

先方の都合を気遣いながらの、速やかな返事をお願いする比較的謙虚な書き方は以下の通りです。

  • Please reply at your earliest convenience.

 

結びの表現あれこれ

文末の結びの表現として代表的なものは以下の通りです。

  • Thank you and best regards,

他にも下記のような表現が使えます。

  • Thanks,

日頃の感謝を表したいときには、下記のような結びも使えます。

  • Best regards,
  • Kind regards,
  • Warm regards,
  • Regards,
  • Thank you,
  • Thank you as always,

 

内容とスペルの校閲を念入りに
海外とのやり取りが手軽になり、もし送ったメールに間違いが混じっていても、たしかに訂正は簡単にできます。しかし、ちょっとした間違いであってもそれが繰り返されると、信頼をなくすことにつながりかねません。

メールを送る前にはスペルチェックと内容の確認は欠かせません。きとんとかけたと思っていても、時間をおいてから確認するとスペル間違いなどのケアレスミスが見つかることもあります。

また、スペルに問題はなかったとしても、読み手の立場に立ってみて、わかりやすく読みやすい文書になっているかも念入りに確認しましょう。

ビジネス文書を英語に翻訳するときの注意点

ビジネス文書の英語翻訳では、文法の正しさだけでなく、文書の用途や読み手に合わせた表現、機密情報の管理にも注意が必要です。

文書の目的と読み手に合わせて表現を変える

社内資料、提案書、契約書など、文書の種類によって適切な表現は異なります。誰が読むのか、何のために使うのかを明確にし、用途に合った英語に整えましょう。

日本語をそのまま直訳しない

日本語を一語ずつ英語へ置き換えると、不自然で分かりにくい文章になることがあります。原文の意図を踏まえ、必要に応じて文章構造や表現を調整することが重要です。

文書によって求められる英語表現が異なる

契約書では正確性、提案書では説得力、会社案内では企業の魅力を伝える表現など、文書ごとに重視するポイントが異なります。用途に適した翻訳を行いましょう。

ネイティブチェックを行う

会社案内や提案書、プレスリリースなど社外向けの文書では、翻訳後にネイティブチェックを行うことで、より自然で読みやすい英文に仕上げられます。

機密情報の取り扱いに注意する

契約書や社内資料には、顧客情報や取引条件などの機密情報が含まれる場合があります。翻訳サービスや翻訳会社を利用する際は、データ管理方法や秘密保持体制を確認しましょう。

ビジネス文書の英語翻訳を翻訳会社へ依頼するメリット

ビジネス文書は、内容の正確性だけでなく、読み手に伝わる自然な表現や専門用語の統一も重要です。契約書や提案書、会社案内など重要度の高い文書は、翻訳会社へ依頼することで品質を安定させやすくなります。

専門分野に適した表現で翻訳できる

翻訳会社では、法律、IT、製造、医療など、各分野に詳しい翻訳者が対応できる場合があります。専門用語や業界特有の表現を踏まえて翻訳できるため、内容の誤解を防ぎやすくなります。

自然で伝わりやすい英文に仕上げられる

日本語をそのまま直訳するのではなく、文書の目的や読み手に合わせて表現を調整できます。提案書や会社案内などでは、内容を正確に伝えながら、読みやすさや説得力も高められます。

用語や表記を統一できる

複数のビジネス文書を継続して翻訳する場合、専門用語や製品名、部署名などの表記を統一することが重要です。翻訳会社へ依頼すれば、用語集や過去の翻訳データを活用し、一貫性のある英文を作成しやすくなります。

ネイティブチェックや品質確認を受けられる

翻訳会社によっては、翻訳後にネイティブチェックや校正を行う体制が整っています。文法やスペルだけでなく、不自然な表現や読みづらい箇所も確認できるため、社外向けの重要な文書にも適しています。

機密情報を管理しながら依頼できる

契約書や企画書、社内資料には、取引条件や顧客情報などの機密情報が含まれる場合があります。秘密保持契約(NDA)や情報セキュリティ体制を整えている翻訳会社を選ぶことで、機密性の高い文書も依頼しやすくなります。

ビジネス文書の英語翻訳に関するよくある質問

ここでは、ビジネス文書の英語翻訳に関するよくある質問をご紹介します。

英語翻訳を依頼する際に準備しておくものはありますか?

FUKUDAIでは、翻訳する原稿に加えて、過去の翻訳資料や対訳リスト、専門用語集などがある場合はご提供をお願いしています。
また、文書の使用目的や対象となる読み手、希望する表現などをお伝えいただくことで、ご要望に沿った翻訳を行いやすくなります。

ビジネス文書の英語翻訳にはどのくらいの日数がかかりますか?

納期は原稿の文字数や専門性、難易度、希望する品質レベルなどによって異なります。
FUKUDAIでは、日英翻訳の場合、原稿量やプランごとに納期の目安を設定しています。例えば1,000字までであれば、プランによって通常2~4日程度が目安です。原稿を確認したうえで具体的な納期をご案内しますので、まずは無料見積もりをご利用ください。

急ぎのビジネス文書でも英語翻訳を依頼できますか?

はい、FUKUDAIではお急ぎの翻訳にも対応しています。
原稿量や内容によって対応可能な納期は異なりますが、特急・超特急で対応できる場合があります。急ぎの資料や提出期限が決まっている文書についても、希望納期とあわせてご相談ください。

アメリカ英語とイギリス英語を指定して翻訳できますか?

はい。FUKUDAIでは、文書の利用目的や対象となる国・地域に合わせた英語翻訳に対応しています。
アメリカ英語とイギリス英語では、スペルや単語、表記方法などに違いがあります。海外拠点や取引先など対象地域が決まっている場合は、ご依頼時にお伝えください。

ビジネス文書の英語翻訳料金はどのように決まりますか?

FUKUDAIでは、原稿の文字数や専門性、難易度、希望する品質レベル、納期などを確認したうえで料金を算出しています。
正確な料金は原稿によって異なるため、無料でお見積もりを承っています。ビジネス文書の原稿をお送りいただければ、料金と納期をご案内します。

ビジネス文書の英語翻訳は翻訳会社FUKUDAIに

ビジネス文書の英語翻訳の相談・問い合わせ

翻訳会社FUKUDAIでは、会社案内や契約書、ビジネスレター、プレゼン文書、提案書やプレスリリースなどの種々のビジネス文書の翻訳を行ってきました。その豊富な実績を活かして、国際ビジネスシーンで通用する文書の作成や翻訳を承り、お客様のビジネスの海外展開を力強くサポートいたします!

ビジネス文書の英語翻訳についてお困りの際には、ぜひ翻訳会社FUKUDAIまでお気軽にご相談ください。

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