
新しいWebサービスやアプリを始める際、必ず目にするのが「利用規約」です。利用規約は、サービスを利用する側(利用者)との関係においてトラブルになった際、定めておくと対応しやすくなるというメリットがあります。また、利用トラブルで裁判になった時にも「利用規約に則った正しい対応を行った」として正当性を主張することができます。
その利用規約にも、グローバル化の波が押し寄せています。利用者に外国人が存在することが想定される場合には、利用規約の翻訳が必要です。
では、どのように翻訳を進めていけばいいのでしょうか。今回は利用規約の詳細や、翻訳する際の注意点、翻訳会社の選び方についてご紹介いたします。
利用規約とは?
利用規約とは、自社が提供するサービスについて、サービスを利用する側である「利用者」が守らなければならないルールを定めたものです。
近年はインターネットの普及により、オンライン上で提供されるサービスについて「利用規約に了承してから使用する」という機会が増えており、併せて利用規約の翻訳も求められるようになってきています。
利用規約の中には、利用上のルールだけではなく、ユーザー同士のトラブルや違法行為が発生しないように禁止事項を定める、状況によっては強制退会や損害賠償を請求するなど、違反した場合の処理についても記載されることが増えています。
基本的には自社やサービス利用者の権利・安全を守るために定められているものであり、ほとんどのサービス運営で必要とされています。
利用規約を翻訳する際の注意点は?
利用規約は、利用者へ対するルールを提示したものですので、翻訳の際にも十分な配慮と注意が必要です。どのような点に注意すれば安心かつ適切な利用規約になるのか、この項目で詳しくご紹介いたします。
利用者への配慮を忘れないようにする
利用者とトラブルにならないよう、利用規約を定めることは非常に重要なことですが、利用規約はサービスを提供する側が一方的に定めるものであるため、提供側に有利な内容になりがちです。
さらに、サービスの利用に際し、事実上強制的に同意が求められるものなので、個別の状況について、きちんと認識していない利用者に対しても理解できるような翻訳が求められます。
利用者の反発を避けるためにも、利用者の立場に立って納得できる内容の規約にすることや、翻訳する際には、わかりやすく同意を得やすい翻訳が必要といえるでしょう。
同意の手続き(チェックボックス)を用意する
上記でもご説明したように、利用規約はサービスの提供者が一方的に定めるものであり、契約書とは異なるものです。
利用規約を定める際には、利用者に守ってもらいたい内容を漏らさず記載し、その上で翻訳を行う必要がありますが、その他にも「同意を得る」ことが必要となります。
利用者からの同意を得るために有効なのが「同意します」というチェックボックスです。利用規約を翻訳する際に、書面では同意の手続きを行う、オンライン上では「同意します」というチェックボックスを設けることで、さらなる安全につながります。
各国で適用されている法律・法令を確認する
英語などの外国語で利用規約を作成するということは「自社のサービスが世界中で利用される」という意味が含まれます。利用規約の翻訳を行う際には、各国で適用される法律・法令についても通じている必要があります。
日本での「特定商取引法」や「消費者契約法」などが形を変え、それぞれの国で消費者の権利を保護する法律として定められているため、それらを考慮しながら利用規約を作らなければ意味がありません。
現地の法令や法律を理解した上で、利用規約の翻訳を行うことが非常に重要です。
利用規約の翻訳を依頼する翻訳会社の選び方は?
利用規約の翻訳を依頼する際には、当事者同士が取り交わす契約書とは異なり、利用者がどのようにサービスを利用するか、様々な想定を行った上で作成することが必要です。
そのためにも、できる限り利用規約の翻訳実績がある翻訳会社を選ぶのがお勧めです。
利用規約の翻訳においても、想定に応じた内容と、翻訳先の国の事情を理解し、分野に精通した翻訳者選定を翻訳会社に依頼するのがベストといえるでしょう。
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