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2023.08.27

NDA(秘密保持契約)翻訳の必要性とは?翻訳する際の注意点をプロが解説

NDA翻訳とは、秘密保持契約書の内容を正確に伝え、契約上のトラブルや法的リスクを防ぐために行う翻訳です。特に海外企業との契約では、言語の違いに加え、法制度や契約文化の違いもあるため、内容を正しく理解し合うためには適切な翻訳が欠かせません。

NDA翻訳では、法的な正確性と一貫性を保ちながら、用語や定義条項を明確に訳し、契約の効力や機密性を損なわないようにすることが重要です。さらに、正確な翻訳は法的リスクの回避だけでなく、取引先からの信頼確保にもつながります。

そこで本記事では、「翻訳のプロ」がNDA翻訳の必要性と、翻訳時に押さえておきたい7つの注意点についてわかりやすく解説します。

NDA(秘密保持契約)とは

秘密保持契約(NDA)とは、相手方に開示する自社の秘密情報について、契約締結時に予定している用途以外で使用することや、第三者に開示することを禁止したい場合に締結する契約書です。

英語では「Non-Disclosure Agreement」となり、その頭文字をとって「NDA」と呼ばれます。また、「機密保持契約」と呼ばれることもありますが、内容や法的効力に違いはありません。

秘密保持契約には、双方が情報開示をするパターン(双務契約)と一方のみが開示するパターン(片務契約)があります。

NDA(秘密保持契約)の役割とは

海外の企業やクライアントの取引において、英文書の作成は必ず必要になります。秘密保持契約もその1つで、もしも締結しないまま自社の情報がリークされてしまった場合、国内でのトラブルよりも解決が困難になってしまう可能性が高まってしまいます。

国際的な企業間の取引においては各国の文化が異なるため、各業界に存在している「暗黙のルール」が共通認識として備わっているとは限りません。

そのため、秘密保持契約を締結し、この認識のすり合わせを行っておくことで、トラブルの防止につながります。

秘密保持契約の最大の役割は、その共通認識を明確に持つために、双方が第三者に対して開示して欲しくない「秘密情報」の秘密性をしっかりと確保することにあります。

特に情報の保管方法や資料の複製可否等、細部までを定めておく必要があります。

NDA(秘密保持契約)翻訳が必要な理由

NDA(秘密保持契約)は、企業間で取り交わされる重要な法的文書であり、その内容の正確な理解がビジネスの安全性を左右します。特に海外企業との契約においては、言語や法制度の違いによって認識のズレが生じやすいため、適切な翻訳が不可欠です。ここでは、NDA翻訳が求められる具体的な理由について解説します。

法的リスクを回避する

契約書は法的拘束力を持つ文書であり、翻訳の誤りはそのまま契約内容の解釈に影響します。特にNDAでは、守秘義務や責任範囲が明確に定められているため、わずかな表現の違いでも大きなリスクにつながります。
例えば、誤訳によって責任範囲が広がったり、相手に有利な解釈をされる可能性があります。場合によっては、契約の有効性に影響を及ぼすこともあるため、正確な翻訳が不可欠です。

  • 損害賠償責任の範囲が拡大する
  • 契約の解釈が相手に有利になる
  • 契約自体が無効と判断される

 

法制度や契約文化の違いに対応する

契約書は国ごとに法制度や商習慣が異なるため、単純な直訳では意味が正しく伝わらない場合があります。特に英文契約書は英米法を前提としており、日本の法体系とは考え方が異なります。
そのため、原文の意図を理解した上で、法的ニュアンスや契約文化に合わせて適切に翻訳することが重要です。

  • 法的ニュアンスの調整
  • 契約文化に合わせた表現

 

ビジネスの信頼性に直結する

NDAは企業間の信頼関係を築くための重要な契約です。翻訳の精度が低いと、契約内容の理解にズレが生じるだけでなく、企業としての信頼性にも影響を与える可能性があります。
一方で、正確な翻訳は契約に対する姿勢やリスク管理能力を示す要素となり、相手企業からの信頼獲得にもつながります。

自社が秘密保持契約(NDA)を作成する際の注意点をご紹介

秘密保持契約を作成する際には、注意点があります。しっかりと重要事項を理解しておかないと、情報漏洩等のリスクにつながりかねません。
ここでは、その注意点について、詳しくご紹介いたします。

秘密保持契約(NDA)を結ぶ目的を明示する

そもそも、どのような目的で秘密保持契約を締結するのかを明確にしておきましょう。契約の目的が明らかであれば、自然と「守られるべき秘密の範囲」や「秘密保持契約を負う人の範囲」も決まってきます。

例えば「薬品の研究開発」「LEDライトに関する技術開発のため」等の内容により、開示するべき情報の内容や性質、活用方法は全く異なります。

まずは契約書の冒頭で、目的を明確にすることが大切です。

秘密にすべき情報が特定されているか確認する

秘密保持契約では、守られるべき秘密情報の特定も非常に重要です。契約において、どの範囲の情報を秘密にするべきか明らかになっていないと、情報漏洩が起こった際に「秘密保持契約の対象になっている・いない」という水掛け論に発展してしまう可能性があります。

また、企業情報の場合「既に公開され明らかになっている情報」や「既に契約する相手が知っている情報」については、保護対象から外す必要があります。

情報の返還と破棄義務・方法について決めておく

情報が必要となる期間が終了した際、情報を受け取った相手は情報の返還または破棄が必要となります。

ただし、通常はデータの形でありコピーが容易なため、返還や物理的破棄の証明が難しくなるケースも多くあります。

その場合には「コピーまたはプリントアウトした紙等の複製物を含めた情報の全てを完全に消去しました」という確認の書面を出させることが一般的です。

このように、秘密保持契約を締結する際には、情報を受け取った側の返還や破棄方法も定めておく必要があります。

NDA(秘密保持契約)を翻訳する際の7つの注意点

秘密保持契約は法的文書になるため、翻訳する際にはポイントを理解し、十分注意して翻訳する必要があります。ここでは、NDA翻訳において重要となるポイントをご紹介します。
 

  • 法的な正確性と一貫性を確保する
  • 用語を統一し、法的ニュアンスを揃える
  • 定義条項を明確にし、誤解を招かない表現にする
  • 直訳ではなく法的意図を踏まえて翻訳する
  • 法的効力をを保持する
  • 機密性を保持し、情報管理を徹底する
  • 法的専門家の協力を仰ぐ

法的な正確性と一貫性を確保する

秘密保持契約は法的拘束力を持つ文書であるため、翻訳においても法的な正確性を維持することが不可欠です。単に意味が通じるだけでなく、法的文脈の中で正しく解釈される表現でなければなりません。また、契約書全体を通して用語や条項の表現に一貫性があることも重要です。類似した意味を持つ用語であっても、訳語の違いによって法的ニュアンスが変わる可能性があるため、翻訳時には細部まで注意を払う必要があります。

用語を統一し、法的ニュアンスを揃える

契約書では、同じ用語が同じ意味で使われ続けることが前提となります。そのため、用語の統一が取れていないと、条文ごとに異なる解釈が生じるリスクがあります。特に法律用語やビジネス用語は、原文と言語間で適切に対応させる必要があり、単なる言い換えは避けるべきです。翻訳の際には、定義条項を基準に訳語を固定し、契約全体で一貫した表現を維持することが求められます。

定義条項を明確にし、誤解を招かない表現にする

契約内で使用される用語や概念は、「当事者」や「機密情報」などを含め、明確に定義されている必要があります。これらの定義が曖昧なまま翻訳されると、契約内容に対する解釈のズレが生じ、トラブルの原因となります。また、どのような行為が禁止されているのかといった条項についても、誰が読んでも同じ意味に理解できるよう、誤解の余地を排除した表現にすることが重要です。契約書は意図が一義的に伝わることが求められるため、曖昧な言い回しは避ける必要があります。

直訳ではなく法的意図を踏まえて翻訳する

契約書翻訳では、単純な直訳では原文の意図を正しく反映できない場合があります。英語と日本語では表現構造が異なるだけでなく、法的な意味合いにも違いがあるため、文脈を踏まえた意訳が必要です。特に義務の強さや責任範囲に関わる表現は、訳し方によって契約条件が大きく変わる可能性があります。そのため、表面的な意味ではなく、条文の目的や背景を理解した上で翻訳することが求められます。

法的効力をを保持する

翻訳された契約書も、原文と同様に法的効力を持つことが前提となります。そのため、翻訳によって条文の意味が変わったり、法的要件を満たさなくなったりしないよう注意が必要です。特に条項の構造や文書の形式は、契約の有効性に関わる重要な要素であるため、原文の構成を維持しながら翻訳を行うことが重要です。形式面と内容面の両方において、契約として成立する状態を保つことが求められます。

機密性を保持し、情報管理を徹底する

秘密保持契約には、その性質上、重要な機密情報が含まれることが多くあります。そのため、翻訳作業においても情報の取り扱いには十分な注意が必要です。翻訳者や関係者は、契約内容を第三者に漏らさないよう厳重に管理し、必要に応じてセキュリティ対策を講じることが求められます。翻訳の品質だけでなく、情報管理の体制も含めて信頼性が問われる点が、NDA翻訳の大きな特徴といえます。

法的専門家の協力を仰ぐ

法的文書であるNDAの翻訳には、専門的な知識と経験が不可欠です。そのため、翻訳作業は可能な限り法務知識を持つ翻訳者や、契約書に精通した専門家の関与のもとで行うことが望ましいといえます。また、翻訳後には第三者によるチェックを行い、内容の正確性や一貫性を確認することが重要です。原文の意図を正しく反映しつつ、契約として適切に機能する状態に仕上げるためには、専門家の視点を取り入れることが大きな役割を果たします。

NDA(秘密保持契約)翻訳に関するよくある質問

ここでは、NDA(秘密保持契約)翻訳に関するよくある質問をご紹介します。

NDA翻訳は自分で行っても問題ありませんか?

内容を把握するための参考訳であれば、自社で対応することも可能です。ただし、契約書として使用する場合は、翻訳の正確性が法的リスクに直結するため、専門翻訳会社や法務知識のある翻訳者に依頼することがおすすめです。

どのようなNDAは特に翻訳に注意が必要ですか?

海外企業との契約や、金額・責任範囲が大きい案件は特に注意が必要です。また、技術情報や営業秘密など、機密性の高い内容が含まれる場合も、専門性の高い翻訳が求められます。

機密情報の取り扱いは安全ですか?

はい、機密情報の管理には十分配慮しています。関係者との秘密保持契約(NDA)の締結や、情報管理体制の整備により、情報漏洩の防止に努めています。

翻訳の品質はどのように担保されていますか?

翻訳は専門の翻訳者が担当し、その後チェック工程を経て納品されます。必要に応じてネイティブチェックも行い、自然で正確な表現に仕上げています。

秘密保持契約(NDA)の翻訳なら、ぜひ翻訳会社FUKUDAIにご依頼下さい!

翻訳会社FUKUDAIの秘密保持契約翻訳は、各専門分野に精通した専門性の高い翻訳経験者が在籍して安全かつ正確、適切な翻訳を行っております。

秘密保持契約の内容に応じて、最適な翻訳者を選定した上で作業に当たります。

また、ネイティブによる的確な翻訳や読み手に理解しやすい表現、専門性の深い理解に基づく適切な表現等、高い翻訳品質でご提供させていただいております。品質面以外でも、納期や予算に関するご相談等も承っております。

翻訳会社FUKUDAIの翻訳実績・納入先

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監修者

翻訳会社FUKUDAI 代表取締役

鈴木 宏基

株式会社トーメンや株式会社ロームにて、10年以上にわたり海外営業に従事。その後、翻訳者としての経験を積み、株式会社福大を創業。翻訳事業を立ち上げ、代表取締役に就任。

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