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2020.11.27

中国語翻訳をする際の注意点とは?最適な翻訳方法を解説

中国語翻訳では、直訳せず、対象地域や文脈に合わせて訳すことが重要です。日本語と中国語は同じ漢字を使う表現が多いものの、同じ漢字でも意味が異なる言葉や、中国語として不自然になる表現があるため注意が必要です。
また、簡体字・繁体字の使い分け、地域ごとの表現差、敬語や曖昧表現の訳し方を誤ると、意図した内容が正しく伝わらない可能性があります。
本記事では、中国語翻訳時に注意すべきポイントを中心に、誤訳を防ぐための翻訳方法を解説します。

中国語翻訳をする際の注意点

中国語翻訳をする際の注意点とは

中国語翻訳では、言葉の意味だけでなく、対象地域や使用目的、読者の属性まで考慮する必要があります。ここでは、特に下記の注意したいポイントを解説します。

  • 同じ漢字でも意味が異なる言葉に注意する
  • 日本語の敬語・謙譲語の表現が中国語にはない場合がある
  • 簡体字と繁体字を正しく使い分ける
  • 主語や目的語の省略に注意する
  • 直訳ではなく文脈に合わせて訳す

同じ漢字でも意味が異なる言葉に注意する

日本語で使われている漢字は、元々は中国から伝わったものだと言われております。しかし長い歴史の中で、両国それぞれにおいて漢字は変化してきました。
例えば、日本語で浮気相手などを指す「愛人」は、中国語では「配偶者」を意味します。
日本語でそのままの意味を表す「顔色」は、中国語では「色」を指します。中国語においての顔色は顔の色だけではなく、服や髪色などの色を指す際にもこの顔色を使用します。
このように日本語と中国語では、使用する漢字は一緒でも、意味の異なる単語が沢山あるため、注意が必要です。

日本語の敬語・謙譲語の表現が中国語にはない場合がある

日本語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語などの敬語がありますよね。会社の上司や学校の先生、歳の近い先輩など、話す相手によってさまざまな用法がある敬語は、日本語特有のものだと考えられます。

しかし中国語には、です・ますのような敬語はあまり存在しません。

それなら中国人は目上の人でもタメ口なの?と思うかもしれませんが、もちろん中国語にも敬意を表す表現は存在しています。

例えば、中国語で”あなた”を表す”你”という言葉。これを”您”に変えるだけで、相手への敬意を表すことができます。つまり敬語の役割を果たすのです。

你好→おはよう
您好→おはようございます

という風になります。

その他にも、「〜して欲しい」のような相手にお願いをする場合は「请」を用いたりと、中国語にも敬語の役割を果たす表現は少しですが存在します。

簡体字と繁体字を正しく使い分ける

中国語翻訳では、簡体字と繁体字の使い分けにも注意が必要です。
簡体字は、主に中国本土やシンガポールなどで使用されています。一方、繁体字は台湾、香港、マカオなどで使用されることが多い表記です。

たとえば、中国本土向けのWebサイトやビジネス資料であれば簡体字、台湾向けのパンフレットや広告であれば繁体字を使用するのが一般的です。

ただし、簡体字から繁体字へ文字を変換すればよい、という単純な話ではありません。地域によって使われる単語や表現が異なる場合もあります。台湾向け、香港向け、中国本土向けでは、同じ内容でも自然な言い回しが変わることがあります。
そのため、中国語翻訳を依頼する際は、翻訳先の地域を明確にしておくことが大切です。

主語や目的語の省略に注意する

日本語では、主語や目的語を省略しても意味が通じることが多くあります。
たとえば、「確認しました」「送付いたします」「ご連絡ください」といった表現では、誰が何をするのかが文脈で補われます。

しかし、中国語では主語や目的語を明確にしたほうが自然な場合があります。日本語の省略表現をそのまま翻訳すると、誰が行動するのか、何を対象にしているのかが分かりにくくなることがあります。
特に、マニュアル、契約書、ビジネスメール、仕様書などでは、主語や対象を明確にすることが重要です。
中国語翻訳では、日本語原文の意味を読み取り、必要に応じて主語や目的語を補いながら翻訳する必要があります。

直訳ではなく文脈に合わせて訳す

中国語翻訳では、直訳では意味が伝わりにくい表現があります。
日本語には、「よろしくお願いします」「お世話になっております」「ご確認のほどお願いいたします」など、定型的なビジネス表現が多くあります。これらをそのまま中国語に置き換えると、不自然になることがあります。

たとえば、「よろしくお願いします」は、場面によって意味が変わります。
依頼する場面では「ご対応をお願いします」という意味になり、メールの結びでは「今後ともよろしくお願いします」というニュアンスになります。つまり、同じ日本語でも文脈によって適切な中国語表現は変わります。
中国語翻訳では、単語単位で置き換えるのではなく、「この文章で何を伝えたいのか」を確認したうえで訳すことが大切です。

日本語を中国語翻訳する際には方言に注意しよう

日本語を中国語翻訳する際には方言に注意しよう

似ているように思える日本語と中国語ですが、もちろん異なる部分もあり、翻訳をする際にも注意しなければならないポイントがあります。

日本語から中国語へ翻訳する際に特に知っておきたいのが、中国には沢山の方言があるという事です。

さまざまな方言が存在する中国では、北京の方言を元とした”普通話”を共通語としており、私たち日本人が中国語を学ぶ際はこの普通話を学んでいます。

また、国土が広く沢山の民族が暮らす中国では、地域によって話される言語が異なるのです。
北京などの都心では主に普通話が話され、中国の南部や香港、マカオなどでは広東語と呼ばれる言語が用いられています。
この普通話と広東語はどちらも中国語の一種なのですが、表現や発音などが全く違うため、ほぼ違う言語と言っても過言ではないのです。

このように、地域によって話す言葉が違う事で表現の方法が全く異なります。
そのため中国本土や香港、台湾など、どの地域に向けて発信をしたいのかを意識する事が大切です。

また、日本語の話し言葉では一人称や二人称を省いても意味が通じますが、中国語では主語を省いてしまうと意味が通じなくなってしまうため、注意が必要です。

中国語から日本語へ翻訳する方法は?

中国語から日本語へ翻訳する方法

翻訳の作業は、根気のいると作業だと思います。始めから完璧に翻訳文を完成させようとするのではなく、いくつかの工程に分けて翻訳を行う事でより効率的に訳すことができるのです。
そこで、下記中国語を日本語へ訳す際の効率的な翻訳方法をご紹介します。

  • 始めに文章全体を訳す
  • 分からない部分を調べる
  • 訳した文章を日本語として読みやすくする
  • 最後に元の文と翻訳文を照らし合わせチェックする

①始めに文章全体を訳す

文法や単語など分からない部分ばかりかもしれませんが、分からないところは空白のままで良いので、1度流れを理解しながら分かるところのみ訳してみましょう。

知らない単語などその場で調べたくなると思いますが、まずは全体を1度訳し終えるということが大切です。

②分からない部分を調べる

1度全体を訳し終えたら、①の工程で出た分からない部分を1つずつ調べていきましょう。

訳した日本語がおかしくても大丈夫です。この工程では空白を全て潰す事を意識しましょう。

③訳した文章を日本語として読みやすくする

中国語と日本語は比較的文法が似ている事が多いため、日本語訳したあとの文法がおかしくなってしまうことはあまりないかもしれません。

しかしこの工程では、中国語の元の文を見ずに訳した日本語のみを見直し、おかしな部分を訂正していきましょう。

④最後に元の文と翻訳文を照らし合わせチェックする

分からない部分を無くし日本語訳の文章がまとまったら、最後に元の中国語の文章と翻訳文を照らし合わせ、校正をします。訳し漏れがないか、中国語と日本語のニュアンスは合っているかを確認しましょう。

この4つの工程を行う事で元の文をしっかりと日本語に訳せるだけでなく、読みやすい翻訳文が出来上がります。

中国語翻訳を依頼する前に準備しておきたいこと

中国語翻訳を翻訳会社へ依頼する場合は、事前に必要な情報を整理しておくと、スムーズに進めやすくなります。

特に、以下の内容を準備しておくと、翻訳の品質向上につながります。

確認項目 内容
翻訳する言語 簡体字か繁体字かを確認する
対象地域 中国本土、台湾、香港、シンガポールなどを明確にする
翻訳物の種類 契約書、Webサイト、マニュアル、会社案内など
読者 一般消費者、企業担当者、専門家など
使用目的 社内資料、営業資料、公開ページ、申請書類など
参考資料 過去の翻訳資料、用語集、表記ルールなど
希望する文体 丁寧、自然、専門的、広告向けなど
チェック体制 ネイティブチェックや第三者校正の有無

翻訳者に任せるだけでなく、目的や条件を明確に伝えることで、より用途に合った中国語翻訳に仕上がります。

中国語翻訳は翻訳会社への依頼がおすすめ

中国語翻訳は、機械翻訳や辞書を使って対応できる場合もあります。しかし、ビジネス文書や専門性の高い資料、公開用のWebサイトなどでは、翻訳会社への依頼がおすすめです。

中国語翻訳では、単語の意味だけでなく、地域差、文化的背景、専門用語、読み手に合った表現まで考慮する必要があります。特に、契約書や技術文書、医療・医薬関連資料、会社案内、商品カタログなどでは、正確性が求められます。

翻訳会社に依頼することで、用途に応じた翻訳者の選定や、校正、ネイティブチェックなどを含めた品質管理がしやすくなります。

また、継続的に翻訳を依頼する場合は、用語集や過去の翻訳データを蓄積することで、表記の統一や翻訳品質の安定化にもつながります。

翻訳品質の高い翻訳会社FUKUDAIの中国語翻訳サービス

中国語翻訳に関するよくある質問

ここでは、中国語翻訳でのよくある質問をご紹介します。

中国語翻訳の料金はどのように決まりますか?

中国語翻訳の料金は、文字数や単語数、翻訳する文書の内容、専門性、納期などによって変わります。一般的な案内文やメール文よりも、契約書、技術資料、医療・医薬関連文書など専門性の高い文書は、確認作業に時間がかかるため費用が高くなる傾向があります。正確な料金を知りたい場合は、翻訳したい原稿を用意したうえで見積もりを依頼するとよいでしょう。

中国語翻訳にはどれくらいの納期がかかりますか?

中国語翻訳の納期は、原稿の分量や専門性、希望するチェック体制によって異なります。短い文章であれば比較的早く対応できる場合もありますが、契約書やマニュアル、Webサイトなど分量が多い文書では、翻訳だけでなく確認や校正の時間も必要です。公開日や提出期限が決まっている場合は、余裕を持って相談することをおすすめします。

中国語翻訳では日本語の会社名や商品名も翻訳するべきですか?

会社名や商品名を翻訳するかどうかは、使用目的やブランド方針によって異なります。日本語表記や英語表記のまま残す場合もあれば、中国語圏の読者に伝わりやすいように中国語名を設定する場合もあります。特に商標やブランド名に関わる表記は、誤って翻訳するとイメージが変わる可能性があるため、事前に表記ルールを決めておくことが大切です。

中国語のWebサイト翻訳で注意すべきことはありますか?

中国語のWebサイト翻訳では、文章の正確性だけでなく、見出しやボタン文言、問い合わせ導線なども自然に伝わる表現にする必要があります。また、日本語の文章をそのまま翻訳すると長くなりすぎたり、訴求の伝わり方が弱くなったりする場合があります。Webサイトの翻訳では、読みやすさやユーザーの行動を意識した表現に整えることが重要です。

まとめ

中国語翻訳をする際の相談・問い合わせ

似ているようで異なる部分の多い中国語と日本語。日中翻訳をする上で、同じ漢字を用いていても全く意味が違ったり、どの地域の中国語かによって意味が異なったりと注意しなければならない点も多くあります。

さらに翻訳は言語についての知識だけでなく、方言や文化の違いなどについても知る事で、より質の高い翻訳文にする事ができるのです。

翻訳会社FUKUDAIは、リーズナブルな価格で高品質な翻訳を実現します。中国語翻訳でお困りのことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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監修者

翻訳会社FUKUDAI 代表取締役

鈴木 宏基

株式会社トーメンや株式会社ロームにて、10年以上にわたり海外営業に従事。その後、翻訳者としての経験を積み、株式会社福大を創業。翻訳事業を立ち上げ、代表取締役に就任。

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