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2024.08.27

英語翻訳が正確にできる翻訳アプリや正確性を高めるテクニックを紹介

英語翻訳

多くの言語ツールやアプリの登場により、ほとんどの言語が数秒で翻訳できるようになりました。
しかし、その精度や正確性はまだまだといった点が多く、正確で確実な翻訳を行うにはやはり人力が必要不可欠であることにかわりはありません。

では、翻訳アプリはどのように使うのが適しているのでしょうか。今回は翻訳アプリの長所や翻訳会社との違い等について、詳しくご紹介いたします。

翻訳アプリとは

翻訳アプリとは、翻訳機能が搭載されたアプリケーションやソフトウェアを指します。無料で利用できるものと有料のものがあり、対応言語数や機能性、使用方法にもそれぞれ違いがあります。
基本的には、入力したテキストや指定したテキストを選択した言語に翻訳します。例えば日本語を英語に翻訳したり、英語を韓国語に翻訳したりすることが可能です。
また、最近ではテキストを指定しなくても、ページを丸々翻訳してくれるようなサービスも登場しています。
カメラ機能やスキャン機能が付属している翻訳アプリもあり、利便性は年々高まっているといえるでしょう。

翻訳アプリ(機械翻訳)と翻訳会社(人手翻訳)による翻訳の違い

上記で翻訳アプリについてご紹介しましたが、翻訳アプリと翻訳会社による翻訳の違いには、どんな点があげられるのでしょうか。ここでは、翻訳アプリの翻訳と人手翻訳、双方の長所についてご紹介いたします。

翻訳アプリの長所は?

【コスト】
機械翻訳の大きな長所です。低コストで利用でき、中には無料で利用できるものや安価で利用できるものもあります。ただし、大量のテキストを翻訳する際には、確かな品質を確保するため、翻訳会社やサービスプロバイダ(LSP)に依頼するのがお勧めです。

【翻訳のスピーディーさ】
もう1つの大きな長所として、訳文を短時間で生成することができる点があげられます。さらに、AI機械翻訳であれば、同じ文言の繰り返し等を、揺らぎのない訳文にすることができ、翻訳に要する時間だけではなく、コストの削減にもつながります。

【小規模なプロジェクトにおける効率性】
機械翻訳は、一般的な文書や非公式な文書、あるいは社内のコミュニケーション等の小さな翻訳案件等を効率的に管理するのに役立ちます。反対に、公式な文書や外部に公開する文書を翻訳する場合には、機械による翻訳ミスや翻訳漏れ等を修正するために、人手翻訳が関わることが必要不可欠となります。

翻訳会社の長所は?

【正確性】
確実に正確な翻訳を行うという点で、人手翻訳ほど正確に翻訳できる存在はありません。特に、専門の人手翻訳が必要とされる医療翻訳のような専門的な知識を有した人手翻訳による作業を必要とする分野の翻訳を機械だけで行うと、深刻な問題になる重大なミスが発生しかねません。

【文化的背景への配慮】
ターゲット言語とソース言語の両方に精通している人手翻訳であれば、違和感のない自然な訳文を作成することができます。翻訳されたコンテンツが、ターゲットオーディエンスの共感性を得るには、いわゆる直訳的な文章ではなく、最初からその言語で書かれたメッセージであるかのような文章にする必要があります。

【独創性】
翻訳とは「ある言語で書かれた文章を語彙レベルで別の言語に置き換える」だけのものではありません。
翻訳には時に独創性や個性的な発想が要求されることがあり、そのような技術・技能こそ人手翻訳だけが持つ特徴といえます。

それぞれの長所を活かす「ポストエディット」の併用がオススメ

機械翻訳と人手翻訳による翻訳のそれぞれの長所を活かすために、2つを「組み合わせる」こともできます。
「ポストエディット」と呼ばれ、スピードとコストに優れた機械翻訳と、人手翻訳による徹底した修正作業を併用することで、品質を向上させることが可能となります。

機械翻訳と人手翻訳による翻訳の長所を見ると、翻訳の質を高める上で人手翻訳の力が必要不可欠なのは明らかです。両者の長所を上手く組み合わせたソリューションをカスタマイズして活用していくことが、より良い翻訳を得るためのポイントとなります。

おすすめ翻訳アプリを4つご紹介!

ある程度機械翻訳を使い、大まかな内容を理解するのに、翻訳アプリは便利です。そこで、数ある中翻訳アプリの中で、お勧めできる翻訳アプリを4つご紹介いたします。

Google翻訳

主にWebブラウザにおける翻訳が有名ですが、アプリ版も存在します。Google翻訳の特徴は、対応言語数が108言語と圧倒的に多いことです。
Google翻訳は2016年後半から精度が飛躍的に上昇しました。現在進行形で進化を続けており、翻訳家を目指す人にとっても強い味方になってくれます。
また、テキストだけではなく画像翻訳にも対応しています。Google翻訳の場合、カメラを向けるだけで画像内の文章を翻訳する機能が備わっています。写真を保存する手間すらかからないのがメリットです。

DeepL翻訳

DeepL翻訳も有名な翻訳アプリで、ユーザーからの評価が高いのが特徴です。2024年3月26日の段階でAndroidは評価点数5点中4.7、iPhone版は4.8と高い数値を出しています。
評価が高い理由としては、翻訳の精度が高いことがあげられます。テキスト・音声・画像翻訳に対応しており、高精度かつスピーディーに翻訳することが可能です。
また、DeepL翻訳は、口語表現や方言にも対応している点や、他の翻訳アプリに比べ細かいニュアンスもくみ取れる点が強みとなっています。

Microsoft Translator

Microsoft Translatorは、Microsoft社が提供している翻訳アプリで、70以上の言語に対応しています。テキスト・音声・画像翻訳に対応しており、オフラインでも使用可能です。
翻訳精度が高い上に、UI(ユーザーインターフェース)が優れており、操作手順がわかりやすいアプリです。よく使う翻訳はマークして保存でき、後で見返すこともできます。
また、日常会話やよく使う言葉の音声ガイドも収録されており、旅行等で便利に活用できます。

Weblio英語翻訳

Weblio英語翻訳は、オンライン百科事典を運営しているWeblioが提供する翻訳アプリです。
学習ツールとして使うことに特化しており、翻訳家を目指す方にもお勧めです。
対応しているのは和英・英和のみですが、その分アプリとしての機能が充実しています。例えば、翻訳結果をフォルダ分けして保存することができます。種類ごとにフォルダ分けすることにより、オリジナルの学習帳のようになり、反復学習をしたい時に便利です。

英語翻訳の正確性を高めるテクニック

英語翻訳の正確性は、機械翻訳の特性を理解し、一手間加えることによって一気に正確性が増します。
では、どのように翻訳前の文章を整えていけばいいのでしょうか。効果的なテクニックについてご紹介いたします。

機械翻訳に適した文章形式にする

機械翻訳は、方や言い回しが決まっている文章の翻訳に適しており、上手く利用することで低価格かつスピーディーに翻訳することが可能になります。特に有料の機械翻訳エンジンは、社内用語や過去の翻訳データを登録しておけば翻訳に反映することができるので、文書の内容がよく似ていたり、文書内で似たような文言が多く使われる契約書、マニュアル、特許書類等に適しています。

反対に、キャッチコピー、商品案内、会報誌、社内報といったメッセージ性が強くて読みやすさを重視した文章は機械翻訳に適しません。機械翻訳は細かい表現のニュアンスがくみ取れないため、不自然な文章になったり、意味の異なる翻訳になってしまいます。文章に込められた背景や思いをくみ取る必要がある場合は、機械ではなく人手翻訳が適しています。

機械翻訳に入力する前の文章を翻訳しやすいよう修正する

正確な翻訳を行うためには、機械翻訳に原文を入力する前に、一手間が重要となります。機械翻訳の訳文が、原文のクオリティを上回ることはありません。そのため、元の文章をキレイに整える必要があります。
主語や代名詞を明確にする、意味がわかりやすい慣用句やフレーズを避ける、同義の単語表記を統一する等の修正を加えることにより、正確性が高まります。

翻訳アプリを使う時の注意点

:翻訳アプリを使う時の注意点

非常に便利な翻訳アプリですが、もちろん複数の欠点があります。しっかり理解しておかないと、大きなトラブルの要因になりかねません。
そこで、ここでは翻訳アプリを使う時の注意点について、3つに絞って詳しくご紹介いたします。

あくまで参考として使う

翻訳サイト・アプリを100%信用してしまうのは危険です。上記でもご紹介したように、英語翻訳サイト・アプリの翻訳は完璧ではありません。
日々翻訳能力が進化しているとはいえ、実際の訳とは異なる翻訳が表示されてしまうことは多くあります。翻訳サイト・アプリは「大まかな訳を取る」という点では訳に立ちますが、過信はNG、と覚えておきましょう。

情報漏洩のリスクに十分注意する

無料の機械翻訳サイトにはセキュリティの保証がありません。翻訳サイトによってはユーザーが入力した情報を収集し、翻訳の精度を上げるためのデータとして活用することがあります。
そのため、社内の機密情報や社外秘の文章を無料翻訳サイトで翻訳する際には、セキュリティ保障がされていないために問題になる可能性がある点を認識し、利用することが大切です。

固有名詞や業界用語には対応していない

機械翻訳は人名・地名・製品名といった固有名詞の翻訳で、正式な名称があるにも関わらず、全く異なる訳に置き換わってしまうことがあります。同じ単語でも業界によって異なる訳出をすることがあるため、機械翻訳では必ず訳出を確認する、または事前に使用頻度の高い文章や単語の訳を登録することで、誤訳で発生するリスクの低減につながります。

翻訳会社FUKUDAIは「正確」「高品質」「リーズナブル」で高評価をいただいております

翻訳会社FUKUDAIでは、お客様の機密情報の保護を最重要課題の一つと位置づけ、ISMSに準拠した情報セキュリティ体制を構築し、社内および社外関係者と機密保持契約を徹底しています。
「正確」「高品質」「リーズナブル」な翻訳をご提供しており、多くのお客様から高評価をいただいております。翻訳においては、原稿に忠実な翻訳と同時に、自然なネイティブの表現を提供するため、原則としてネイティブチェックを実施します。
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また、経験豊富なプロジェクトマネージャーが品質を管理し、校正・校閲の2段階チェックで品質管理を徹底しています。
翻訳作業完了後は、校正者が品質管理手順に従って文体の統一や全体の整合性の確認、そして翻訳内容の最終チェックを行い、お客様のご要望を最大限に反映いたします。
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監修者

翻訳会社FUKUDAI 代表取締役

鈴木 宏基

株式会社トーメンや株式会社ロームにて、10年以上にわたり海外営業に従事。その後、翻訳者としての経験を積み、株式会社福大を創業。翻訳事業を立ち上げ、代表取締役に就任。

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