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翻訳品質を上げるための取り組みとは?

昨今は非常に多くの翻訳会社が存在し、そのどれもが幅広い分野をカバーしながら、我こそは品質の高い翻訳を提供するとアピールしています。ホームページを見てもどれも甲乙つけがたく、一体その中からどの会社を選べばいいのか悩んでいる方も多いでしょう。

翻訳品質

では一体「品質の高い翻訳会社」とは何でしょうか。それを見極めるにはまず、具体的に品質を高めるために翻訳会社ができることは何なのか、それを紐解いてみる必要がありそうです。

この記事では、翻訳業界の様々なエピソードを交えながら、翻訳の品質を決定づける要素と、またそこから見えてくる、「品質の高い翻訳会社」に共通するポイントをご紹介したいと思います。翻訳会社選びの参考になれば幸いです。

翻訳の品質を決める要素その①:翻訳者のスキル

何はともあれ、まずは翻訳者のスキルが高くないと、高い品質の翻訳は生まれません。翻訳会社は常にトライアルを行い質の高い翻訳者を探しています。

(1)翻訳者に求められる資質:専門知識、英語力、文書作成能力

よく海外での駐在経験が長い方がトライアルに応募してくださることがあります。とても期待が膨らみますが、業界の知識はさすが豊富なものの、残念ながら英語力が足りないケースが多々あります。また逆に、英語力は十分あるのに、専門知識が足りない受験者にも多々出会います。

そして同様に多いのが、ケアレスミスが多発するケースです。例えば優秀な通訳者さんが翻訳のトライアルを受けると不合格になることもあります。通訳と翻訳では求められることが違うからです。また翻訳は知的作業かと思いきや、半分以上は体力仕事です。パソコン作業なので目も疲れますし肩も凝ります。根気と体力がなければ品質の高い翻訳は生まれません。

このように、一言で「品質が高い翻訳者」といっても様々な面で基準をクリアしなければなりません。翻訳会社は数えきれないほどのトライアルを実施し、光る原石を探しています。

(2)品質の高い翻訳者を確保するには

本当に品質の高い翻訳者の数は限られており、業界での争奪戦です。翻訳会社は品質の高い翻訳者を見つけたら、できるだけスケジュールを埋めて他社に取られないようにします。そのためには定期的に発注できるだけの仕事を見つけてこないといけないため、やはり受注が多い人気のある翻訳会社には品質の高い翻訳者が集まるという図式にある程度はなってきます。

翻訳の品質を決める要素その②:コーディネーターの采配

翻訳の品質を決めるのは翻訳者の力量だと書きましたが、しかし実はその優秀な翻訳者を生かすも殺すもコーディネーター次第だということはご存じでしょうか。翻訳の品質の半分以上は、コーディネーターの采配により決まるといっても過言ではありません。ではコーディネーターが担う役割について具体的に説明します。

(1)翻訳者の選択

すべての分野に精通した翻訳者は存在しません。それぞれに得意な分野があります。例えば「金融」と一言で言っても、その中には「経済」「証券」「為替」「会計」など様々なカテゴリがあり、それぞれが全く異なった分野です。また「経済」の中にも「マクロ経済」が得意な翻訳者がいれば「ミクロ経済」が得意な翻訳者もいます。

翻訳品質

コーディネーターはそれらの違いを浅く広く理解し、翻訳を依頼された文書がどの分野に該当するのかを即座に判断しなければなりません。そのためには非常に幅広い知識と経験値が必要です。

そして、意外に大切なのが文体です。固い正式文書を得意とする翻訳者もいれば、読み物系の文体を得意とする翻訳者もいます。クライアントに「読みやすい文体で仕上げてほしい」と言われたとしても、「固い」文書なりの読みやすさと「やわらかい」文書なりの読みやすさがあるため、どんな文体がその文書にとっての最適な「読みやすさ」に繋がるのかを考えなければなりません。

最後に、コーディネーターは翻訳者や校正者を采配する監督のような存在です。その性格やスキルの特徴、時には私生活の問題までもを考慮しながらアサインしないといけません。翻訳の品質はとても高いが納期に遅れやすい翻訳者や、スピードがとても速い翻訳者など、時と場合によって使い分け、限られたリソースの中で最適なパフォーマンスを引き出します。

(2)機械翻訳の活用、スタイルシートや用語集の作成の要否

次に重要なのが、機械翻訳やメモリ、スタイルシートや用語集などを活用すべきかの判断です。翻訳の現場はかなり忙しく多くの仕事をマルチタスクで処理しなければならないため、要領よく依頼文書の内容を理解し、クライアントの意向を考慮したうえで、最適なやり方を判断しなければなりません。

(3)スケジューリング

最後にスケジューリングです。大型案件になってくると、翻訳者、校正者、ネイティブチェッカー、DTP担当者などかかわる人数も増え、やり取りするファイルも増えるので、最適な作業の流れを考えそれぞれのスケジュールを組み合わせるオーガナイズ力が必要です。これを誤ると納期に間に合わなくなります。

以上のように、コーディネーターに求められる要素も多岐にわたり、非常に奥深い職業です。コーディネーターの教育や人選に力を入れていたり、長く務めるコーディネーターがいる翻訳会社は安心だと思います。

翻訳の品質を決める要素その③:チェッカーの経験値

次に翻訳の品質を決定づけるのがチェッカーの経験値です。翻訳会社のチェッカーは、いわば最後の砦です。翻訳の間違いをチェックするだけではなく、クライアントの意向に沿ったものになっているかを確認します。

(1)分野の知識、訳抜け、誤訳、専門用語、文体のチェック

チェッカーは、訳抜け、誤訳、といった基本的な間違いから、専門用語、体裁、文体など幅広くチェックします。一般に翻訳者よりも多くの分野を担当するため、広く浅い知識が必要です。実際にその業界で働いた経験があるとか、その業界での翻訳経験が長いといったチェッカーがいると安心です。

(2)要点がわかりやすいか

経験の浅いチェッカーが陥りがちなのが、一文一文が正確な訳かどうかに集中しすぎると、文書全体の適切さを見落としてしまうことです。翻訳後の文書をそれだけで読んだ時に意味が分かるかどうか、目的にかなった文書になっているかどうか、俯瞰してみる力が必要で、これにも経験が必要です。

(3)形式などは適切か

翻訳会社によっては文書のレイアウトを整える専門のスタッフがいる場合もありますが、軽微なものならレイアウトの調整はチェッカーが行います。ワード、エクセル、パワーポイントを滑らかに使いこなせるノウハウを持っているかどうかで、作業にかかる時間がずいぶん変わってきますし、内容のチェックにかけられる時間も変わってきます。

翻訳の品質を決める要素その③:全員が文書の使われるシーン、読者、背景、目的を把握することが非常に重要

これまでに翻訳者、コーディネーター、校正者それぞれに必要なスキルを紹介しましたが、そのほかに重要なのが、作業にかかわる全員が、クライアントの意向、文書の使われるシーン、読者、背景、目的を正しく把握することです。どんなに優秀なコーディネーター、翻訳者、校正者でも、それを正しく理解していなければ、出来上がった翻訳は使い物にならない可能性があります。

翻訳の品質を決める要素その④:社内のコミュニケーションが重要

ではそのために何が必要かといえば、各人のコミュニケーション能力とチームワークの良さです。クライアントの望むものを正しく理解した営業担当者が、それを適切に社内の各担当者に伝えらえているか、翻訳指示は相手の立場に立ってわかりやすく指示が書けるかどうか、がポイントです。

例えば、「原文ファイルの第2章までが翻訳範囲です」と指示を出すと、第2章の終わりまでが翻訳範囲なのか、手前までなのか、曖昧になります。そういった指示のあいまいさが生じると無駄な作業が発生する可能性があり、ひいては翻訳の品質の低下につながります。「黄色いハイライトの箇所が翻訳範囲です」とか「何ページの何行目までが翻訳範囲です」といったように曖昧さのない形で指示する必要があります。

品質の良い翻訳会社を見極めるには?

以上のことから見えてくる、品質の良い翻訳会社を見極めるポイントとは何でしょうか。ずばり、コミュニケーション能力です。

もし新しい翻訳会社を検討しているなら、少しメールなどでやり取りをしてみて、その翻訳会社の担当者が信頼できる人柄で話しやすく、素直に意思疎通ができるか、やりとりするメールの内容も明確でわかりやすいか、なんとなく仕事を頼みたくなるような人柄か、等々確認してみてください。それらの印象はそのままおそらくその人の社内での評価でしょう。結局は人対人なので、その担当者の対翻訳者、対チェッカーへのコミュニケーション能力が優れていれば、仕事もスムーズにすすみ翻訳の品質も上がります。この人と一緒に働きたいと思えるような人であれば、より品質の高い翻訳者がその人からの仕事を引き受けてくれるでしょう。

もちろんその会社の実績と評判も重要です。ただ最近は同じような実績と評判の翻訳会社が乱立しているのが現実ですから、その中からあえて新たに翻訳会社を選ばなければならない場合、担当者のコミュニケーション能力に注目してみるのも一つの方法ではないでしょうか。

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