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2020.10.05

翻訳における誤訳の原因&対処法

翻訳の誤訳をなくすために、翻訳会社は幾重にも翻訳チェックを欠かさず最終的な納品物に仕上げます。しかしながら実際の現場では、そのような翻訳チェックをすり抜ける誤訳が生じるのも事実です。

そこで本記事では、翻訳の誤訳が生じる原因と誤訳をなくすための対処法を詳しく説明します。

翻訳において、誤訳が生じる4つの原因とは

翻訳の誤訳が生じる4つの原因

そもそも翻訳の誤訳とは、なぜ起こるのでしょうか。ここでは、誤訳を引き起こす4つの原因を紹介します。

原文を翻訳する際の翻訳ミス

誤訳の原因の1つ目が、原文を正しく理解していないために生じる誤訳です。単純な文法間違いや原文の内容が抜ける「訳抜け」、原文にない要素の追加といったものが挙げられます。また、翻訳者の見間違いや翻訳ミス、調査不足、専門知識不足も誤訳の原因です。

場合によっては、原文の意味が180度変わってしまうような翻訳ミスもあります。このような翻訳ミスが法律文書で生じると、重大な法律違反を引き起こすかもしれません。医療機器のマニュアルにおける翻訳ミスであれば、人命にもかかわります。

思い込みによる翻訳ミスだと、翻訳者自身でも間違いになかなか気づかないものです。そのため、ほかの人の目による翻訳チェックが欠かせません。

日本語表現の間違いによる誤訳

次に、日本語表現の間違いによる誤訳があります。原文は正しく理解しているのに、日本語が間違っているために生じる誤訳のことです。よくあるのが、「決して〜ない」などの呼応表現の誤りや主語と述語のねじれ、敬語表現の誤用、文体のミス、敬体と常体の混在などです。

スタイルガイドや用語集のルール違反

3つ目が、スタイルガイドや用語集のルール違反による誤訳です。翻訳会社には、文体やスタイル、専用の用語集、表現集、参考資料、頻出表現を定めたスタイルガイドなど独自のルールがあります。これらのルールをきちんと守ることが、スタイルや用語の統一、表記の揺れなどの防止につながります。

ひとつのルール違反が全体の翻訳品質を下げるため、事前にこのルールを把握しておくことは必須でしょう。これらの翻訳チェックには、語学力というよりルールや資料をよく読み込む注意力が求められます。

ツール操作の誤りによる誤訳

最後に、ツールの操作ミスによる誤訳もあります。ほとんどの翻訳会社では、CAT(コンピューター支援翻訳)ツールにより翻訳チェックを行っていますが、このツールの操作を間違うと翻訳チェックそのものが正しく行われません。

ツールの操作ミスによる誤訳を防ぐためには、操作に熟練すること、また操作ミスによってどのような誤訳が起こりうるのかをあらかじめ把握しておくことが大切です。

誤訳をなくすための具体的な対処法

誤訳をなくすための具体的な対処法

ここまで誤訳の原因を説明しましたが、それでは、誤訳をなくすためにはどのよう対処法が考えられるでしょうか。

明確な判断基準を定めて翻訳チェックをする

翻訳チェックを行うときは、手当たり次第すべてを修正すればいいというわけではありません。そもそも判断基準が定まっていなければ、どれが誤訳なのかの判断すらできません。また判断基準がなければ、翻訳チェックをする人によっても、誤訳になったりならなかったりと結果が異なるでしょう。

誤訳をなくすためには、明確な判断基準が必要です。判断基準をもとに翻訳チェックをすることで、何が間違っていたのか、何が正しかったのかをきちんと説明することができます。

ヒューマンエラーによる翻訳ミスをなくす

誤訳をなくすために人によって何度も翻訳チェックを行っても、誤訳をゼロにするのは難しいのが現実です。このようなヒューマンエラーをなくすには、チェックツールを活用するのが効果的です。人間の思い込みによる誤訳も機械なら気づくことができるでしょう。

翻訳を翻訳会社に依頼するメリットとは

翻訳を翻訳会社に依頼するメリットとは

昨今の機械翻訳の精度はめざましく向上しているとはいえ、機械翻訳はまだまだ発展途上です。ビジネスに使う文書や専門性の高い翻訳であれば、やはり翻訳会社に依頼するほうが安心です。ここでは、翻訳を翻訳会社に依頼するメリットを紹介しましょう。

クライアントの意図を理解し翻訳してくれる

翻訳をするときには、その翻訳の目的は何なのか、どのように使われ誰をターゲットにしているのかを理解しておくことが大切です。翻訳会社であれば、豊富な経験からクライアントの意図をきちんと理解してくれるでしょう。

その分野に精通した翻訳者が翻訳を担当

語学力があれば、誰でも正しく翻訳できるというわけではありません。とくに専門性の高い翻訳であれば、その分野の専門的な知識が不可欠です。

また翻訳は、正確であることと同様に、エンドユーザーにとってわかりやすく読みやすいものでなければなりません。翻訳会社であれば、その翻訳に適した翻訳者をアサインしてくれます。

誤訳をなくすためのプロによる翻訳チェック

誤訳をなくすためには、プロの校正者やチェック者による翻訳チェックが欠かせません。また翻訳会社でも、ヒューマンエラーをなくすためにチェックツールを利用して翻訳チェックを行っています。人と機械の両方の技術を活用することにより、高品質な翻訳を提供することができるのです。

充実した誤訳対策による質の高い翻訳なら、豊富な実績を誇る翻訳会社FUKUDAIがおすすめです。

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翻訳の誤訳はさまざまな原因によって生じますが、翻訳会社は誤訳をなくすために充実した対策を取っています。たとえば、プロによる翻訳チェックやチェックツールの活用などです。

翻訳会社FUKUDAIは、経験に基づいた誤訳対策を行うことで高品質な翻訳を提供しています。質の高い翻訳なら、豊富な実績を誇る翻訳会社FUKUDAIがおすすめです。

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