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2020.09.04

翻訳の仕上がりを左右するレイアウト調整とは?翻訳会社が徹底解説

翻訳の品質を上げるためには、最適な翻訳者を選ぶことや品質管理を徹底するなど、翻訳の過程でさまざまなことに注意を払う必要があります。しかしながら、最終的な見た目や読みやすさを決定づけるのは翻訳文のレイアウト調整です。

ここでは、翻訳の仕上がりを左右するレイアウト調整について詳しく解説します。

翻訳におけるレイアウト調整とは

翻訳におけるレイアウト調整とは

そもそもレイアウト調整とはどのようなものでしょうか。

DTPとも呼ばれる編集作業のこと

レイアウト調整は、DTP(Desktop Publishing)とも呼ばれる編集作業のことを指します。通常、翻訳すると、文字量が増減することで原稿のレイアウトが崩れてしまうため、翻訳会社では、お客様の希望により訳文のデザインやレイアウト調整まで承ります。原文と同じような仕上がりに整えるためには、訳語に応じて文字のサイズや位置を調整するレイアウト調整が必要となるのです。

英語を日本語に翻訳すると、見出しなどは日本語のほうが短くなることが多いのですが、本文では長くなるといった傾向があります。そのため、パワーポイントのテキストボックスに訳語が収まらないといった問題が生じることもあり得るのです。

原文がテキストだけであれば、翻訳だけでニーズを満たすことができます。しかし、Excelの図や表がふんだんに使われている論文翻訳などであれば、翻訳するだけではレイアウトが崩れて読みづらい訳文に仕上がるでしょう。また写真やイラストが多く使われている雑誌やパンフレットでは、レイアウト調整は不可欠です。

もちろん、自身でレイアウト調整することも可能ですが、翻訳会社にレイアウト調整まで依頼することで時間と手間を省くことができます。

翻訳の仕上がりに大きく影響する

実は翻訳では、その翻訳自体の質も重要ですが、お客様の満足度は最後のレイアウト調整次第といえます。原文のように美しく仕上がった翻訳のほうが良いことはいうまでもないからです。

ただし、お客様のなかにはレイアウト調整も翻訳作業のひとつと勘違いされている人もいます。レイアウト調整はオプションとなるため、レイアウト調整までを希望するときは、原文通りに仕上げたい旨を翻訳会社へきちんと伝える必要があります。

レイアウト調整の具体的な内容とは

レイアウト調整の具体的な内容とは

翻訳におけるレイアウト調整では、具体的にどのような編集を行うのでしょうか。

用紙サイズの変更

日本のビジネスにおいてはA4サイズの用紙が一般的ですが、アメリカやカナダではレターサイズでドキュメントが作成されます。レターサイズの英語を翻訳しそのまま利用することもできますが、実際には使いづらい場面が多いでしょう。そこで、翻訳会社では用紙サイズを変更して、日本仕様に仕上げるためにレイアウト調整を行います。

また翻訳の際には、単純に用紙サイズを変更したいといったケースもあるでしょう。翻訳会社のレイアウト調整では、ドキュメントの種類や提出先などに応じて、用紙サイズを細かく設定することができます。

フォントやフォントサイズ、行間などの調整

言語によって、よく使われるフォントやフォントサイズは異なります。日本語では全角と半角の2種類のフォントが使われていますが、英語では半角文字のみの使用で組み合わせは1つです。またフォントのデザインも、お客様からとくに指示がない場合は、原文に近いフォントのデザインを選択します。

先述したように、翻訳すると文字数が増減するため、原文に近い見た目に仕上げるためには、フォントサイズや行間を調整するレイアウト調整が欠かせません。もしフォントサイズを変更しない場合は、ページ数にも影響し、原文とは異なるページ操りになるということを覚えておきましょう。

段落やハイフネーションの調整

英語の文章は間延びした表現を避けるために、文字を左に揃えるのが基本です。左に揃えることで、文章の見た目もすっきりします。これに対して日本語では、両揃えが一般的で見た目も良くなります。翻訳をするときには、ドキュメントの内容によって段落のレイアウト調整を行うほうがきれいに仕上がるでしょう。

英語やドイツ語、ロシア語などへの翻訳においては、単語の途中で改行する場合、行末にハイフンをつける必要があります。これをハイフネーションと呼びますが、翻訳会社では、このハイフネーションも行いながら自然な訳文になるように仕上げていきます。

目次とレファレンスの調整

翻訳することでページ数に変更がある場合、目次の変更も必要です。またドキュメントのページ番号も振り直すレイアウト調整が欠かせません。

レファレンスがある場合も、訳語にあわせて内容を並べ替える必要があります。たとえば、日本語では「あ、い、う…」と並んでいるものを、英語に翻訳した場合は「A、B、C…」と並べ替えるのです。

このようにさまざまなレイアウト調整を行ったあと、最後に全体の見直しを行います。誤訳や訳ぬけなどのエラーを見つけ出すことはもちろんですが、視覚的に文字の収まりはいいかどうか、読み手にとって読みやすくわかりやすいレイアウトになっているかどうかを確認することは大切です。

投稿規定に沿った編集作業が必要な場合

投稿規定に沿った編集作業

論文翻訳や学術翻訳の場合、投稿規定に沿ったレイアウト調整が必要です。各学術誌には、独自の投稿規定があるため注意が必要です。

投稿規定に沿った翻訳が必須

学術誌に論文を投稿する場合、その研究内容がどれほど優れていても、投稿規定に沿った翻訳でなければ査読に進む前の段階で落とされてしまいます。投稿規定は細かく決められており、その規定に準じたものだけが査読の対象です。

投稿規定の具体的な内容

各学術誌への投稿においては、未発表の論文であることは前提ですが、その内容も「理論的実証的に考察した論文でオリジナルの知見である」とある程度定められています。提出方法も例外ではなく、どのように提出するのか、その方法まで定められていることも珍しくありません。

文字のフォントサイズや余白の幅、セクションの分け方、図や表のレイアウトまで、こと細かく規定されています。規定自体は細かいだけでなく、その決まりごとも非常に多く、自身で規定に沿ったレイアウト調整を行うには膨大な時間と手間がかかることは必須でしょう。

仕上がりの見た目が重要である

論文翻訳をする場合は、その分野に精通したプロの翻訳者が翻訳することで、より正確に、より読みやすく、質の高い論文に仕上げることができます。同様に、その見た目などのデザインも重要です。ジャンルによって良い見た目は異なるため、投稿規定に沿いつつもどのようなことに気をつけてレイアウト調整を行うべきか、そのポイントを知っておく必要があります。

どのようなジャンルでも、最初に読み手が「読みやすそうだ」と感じるようなデザインに仕上げることが重要です。文字や写真、図や表などを適切に組み合わせ、読みやすい論文に仕上げることが良い評価へつながるでしょう。

翻訳会社FUKUDAIがおすすめな理由

翻訳会社FUKUDAIがおすすめな理由

ここでは、翻訳会社FUKUDAIがおすすめな理由をいくつか紹介しましょう。

翻訳からDTPまでワンストップで対応

翻訳会社FUKUDAIは、レイアウト調整においても十分な実績があり、安心して翻訳からレイアウト調整までワンストップで依頼することができます。

電子データだけでなく紙媒体の翻訳においても、レイアウト調整まで可能です。この場合は、紙面のデータを電子データに置き換えてからの翻訳とレイアウト調整となります。

ドキュメントにはさまざまな形式がありますが、とくにPDF形式のドキュメントの場合、レイアウトが崩れることが多くレイアウト調整は必須です。

翻訳会社FUKUDAIでは、原文の翻訳とレイアウト調整を行い、お客様のご希望どおりのファイル形式で納品することができます。

お客様のイメージ通りの仕上がり

パンフレットやカタログなど画像がメインのドキュメントであれば、翻訳後の見た目が非常に重要です。翻訳会社FUKUDAIでは、お客様の要望に合わせてAdobe Illustrator/InDesignやMS wordなどを活用してレイアウト調整を行います。またマニュアルなどを多言語展開するときには、翻訳とレイアウト調整を同時に依頼することで高品質なドキュメントに仕上げることが可能です。

翻訳会社FUKUDAIでは、お客様の希望通りのレイアウト調整がなされているか、幾重にも確認を行いお客様のイメージ通りに仕上げていきます。 納品すれば終わりということではなく、アフターフォローまで徹底しているため安心して翻訳依頼することができるでしょう。

レイアウト調整が必要な翻訳は、豊富な実績を誇る翻訳会社FUKUDAIがおすすめです。

大量翻訳であれば短納期・低料金・高品質を誇る翻訳会社FUKUDAIへご相談ください。

翻訳会社FUKUDAIでは、翻訳からDTPまでワンストップで翻訳依頼することができます。翻訳自体は、各専門分野に精通した翻訳者が正確にかつわかりやすく、また時代に合った洗練された翻訳を心がけています。翻訳後には、厳しいチェック体制により誤訳や訳ぬけはもちろん、用語が統一されているかどうか、お客様のイメージ通りのレイアウトになっているかどうかなどをチェックし納品します。

レイアウト調整が必要な翻訳なら、翻訳会社FUKUDAIへ相談してみてはいかがでしょうか。

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