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英和翻訳で自然な訳文に仕上げるための7つのポイント

英和翻訳では英語を日本語にそのまま翻訳すると読みにくい訳文になってしまうことがあります。また、日本語にしにくい英語独特の言い回しに困ることも少なくありません 。

その原因は、英語と日本語では文章の構造がまったく異なるためです。英語では結論を最初に言い、日本語では結論を最後に言います。また、英語は主語や単数・複数をはっきりとさせる言語であるのに対し、日本語はそれらをあいまいにする言語であるという点も、英和翻訳の際に翻訳者を困らせる原因になります。

それらの違いを克服するには一種のコツが必要です。そこでこの記事では、知っていれば英和翻訳の質が各段に上がる、読みやすい自然な訳文に仕上げるための7つのポイントをご紹介します。

1.所有格を全部訳さない

 英語は「my」「your」「her」「his」「its」「their」などの所有各を付けて「誰の」をはっきりさせないといけない言語です。一方日本語は「誰の」をはっきりさせない言語です。英語の所有格をすべて日本語に訳すとくどくなるため、英和翻訳では所有格は適度に省く方が自然な訳文になります。

英和翻訳例

【英文】At some point, our kids will be out in the world and their self-esteem will be pivotal to their success.

【日文】いつか私たちの子供たちが世界に飛び立った時、彼らの自尊心は成功の大きな要となるでしょう。

自然な訳文:いつか子供たちが世界に旅立ったとき、自尊心は成功の大きな要となるでしょう。

【原文】The Company aims to nearly double its number of restaurants.

【日文】その会社は自社のレストランの店舗数をほぼ倍にすることを目指している。

自然な日文:その会社はレストランの店舗数をほぼ倍にすることを目指している。

2.複数形は無理に訳さなくてよい場合がある

 もう一つの日本語の特徴は、名詞に単数形と複数形の違いがない、ということです。英語では単数と複数が毎回はっきりとしているため、その通りに日本語にすると少しおかしくなることがあります。英和翻訳をする際は、本当に複数形にすべきところかそうでないのか、一度立ち止まって考えてみましょう。

英和翻訳例

【英文】The task of facilitating language learning for our children may seem complicated.

【日文】子供たちに外国語を学ばせることは難しいように思うかもしれません。

自然な訳文子供に外国語を学ばせることは難しいように思うかもしれません。

【原文】For parents, preparing a list of questions before an appointment is a good start as teachers are busy.

【日文】教師たちは忙しいので親はあらかじめ質問したいことを書き出して面談に臨むといいでしょう。

自然な訳文教師は忙しいので親はあらかじめ質問したいことを書き出して面談に臨むといいでしょう。

3.「any」は「もし~なら」に分解する

 英和翻訳をしていると「any~」で始まる文章に出会うことが結構多くあります。特に契約書などの法律翻訳でよく出てきます。直訳すれば「どんな~も」や「いかなる~も」となりますが、「any」には「if」の意味が隠れていると解釈して「~の場合は必ず」と訳すと、自然な訳文にすることができます。

英和翻訳例

【英文】Any accident should be reported to the supervisor immediately.

【日文】どんな事故も上司に報告されなければならない。

自然な訳文:事故があった場合は必ず上司に報告しなければならない。

【原文】Any member who is in doubt should submit a copy of the medical certificate from their doctor.

【日文】疑いのあるいずれのメンバー、医師の診断書を提出しなければならない。

自然な訳文:メンバーは、疑いがある場合は必ず医師の診断書を提出しなければならない。

4.名詞を動詞に、動詞を名詞に変換する

 英語では主語に名詞や名詞句が使われているケースがよくあります。これをそのまま名詞で訳すと意味は伝わるもののなんだか不自然な英和翻訳になります。また反対に、動詞を名詞で訳してしまった方が自然な場合もあります。自然な訳文に近づけるためには、名詞から動詞への変換、または動詞から名詞への変換を検討してみてください。

名詞句を動詞句に変換する場合の英和翻訳例

【英文】Exposure to organophosphates can cause headache and diarrhea.

【日文】有機リン酸への暴露は頭痛と下痢を引き起こすことがある。

自然な訳文有機リン酸に晒されると頭痛と下痢が生じることがある。

動詞を名詞に変換する場合の英和翻訳例

【英文】The strong sales of Japanese comic books is attributable to the expansion of the international e-commerce market.

【日文】日本のマンガの好調な売り上げは海外のEコマース市場の拡大に起因する。

自然な訳文:日本のマンガの売上が好調な理由として海外のEコマース市場の拡大が挙げられる。

5.受動態を能動態に、能動態を受動態に変換する

 英語では無生物主語が使われることが多く、それに伴い受動態がよく使われます。英和翻訳では英語の構文に引きずられそのまま受動態で翻訳してしまいがちですが、一回翻訳した後に日本語だけで読み直してみてください。必要以上に受動態が使われていることに気が付くはずです。また逆に能動態を受動態に変換した方が自然な場合もあります。

受動態を能動態に変換する場合の英和翻訳例

【英文】They wer examined by their respective family doctors.

【日文】彼らはそれぞれかかりつけ医により診察された。

自然な訳文:彼らはそれぞれかかりつけ医の診察を受けた。

【原文】Any problem has to be resolved by employees.

【日文】いかなる問題も従業員によって解決されなければならない。

自然な訳文:いかなる問題も従業員が解決しなければならない。

能動態を受動態に変換する場合の英和翻訳例

【英文】How technology enables business model innovation.

【日文】テクノロジーがいかにビジネスモデルのイノベーションを可能にしているか。

自然な訳文:テクノロジーによりいかにビジネスモデルのイノベーションがもたらされるか。

6.使役動詞はかみ砕く

 英和翻訳の中で日本語にしにくい英語の言い回しといえば、「have」「make」「let」「get」などの使役動詞を使った文章です。「have+目的語+原型不定詞」の構文です。使役動詞は文脈に応じて言葉を補ったり、適度に意訳したりして訳すことをお勧めします。

英和翻訳例

【英文】This combination of experience and innovation has made the company so successful.

【日文】この経験とイノベーションの組み合わせがその企業を成功させた。

自然な訳文:この経験とイノベーションこそがその企業を成功に導いた要因だ。

【原文】Professor Smith has made me want to become a teacher.

【日文】スミス教授は私を先生になりたくさせた。

自然な訳文:スミス教授に出会って私は先生になりたいと思った。

7.「~ための」の「to」や「for」を訳し下げる

 「she did A to B」は「彼女はBするためにAをした」という意味だと中学英語で習ったと思います。しかし、英和翻訳をする際はそれを「彼女はAをしてBをした」と、英語と同じ語順で訳し下げたほうが自然なことがあります。

英和翻訳例

【英文】Lisa had turned her head to observe the birds climbing into the blue sky.

【日文】リサは鳥たちが青い空へと飛び立っていくのを見るために振り返った。

自然な訳文:リサが振り返る鳥たちが青い空へと飛び立っていくのが見えた。

【原文】The application shall be submitted to the president for review.

【日文】申込書は確認のために社長に提出されなければならない。

自然な訳文:申込書を提出社長の確認を受けなければならない。

まとめ

 以上、英和翻訳で自然な訳文にするための7つのポイントでした。

 英語はラテン語に由来する言語であるのに対し、日本語の由来はいまだ明らかになっておらず、世界でも孤立した言語のひとつと言われています。(出典:Wikipedia「日本語の起源」)

 そのため日本語と英語では文の構造が根本的に違います。英和翻訳をする際にはその違いを理解したうえで、時に発想の転換をしながら意訳していく必要があります。

 英和翻訳で大事なことは、主語は何か、主体は誰か、その文章や段落が伝えたいメインポイントは何かを常に考えることです。そうすれば、何を主語にすべきかが分かり、自然と受動態が良いのか能動態が良いのかなどが決まってきます。

 また英和翻訳で陥り勝ちなのが、英文に忠実に訳そうと思うあまり、一語一句に集中しすぎてしまうことです。一通り翻訳し終わったらできれば一晩置いてから新鮮な目で訳文だけを見て意味が通るか確認してみることをおすすめします。文の流れのおかしいところや、客観的に見て分かりにくいところがかならず見えてくるはずです。

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