インバウンド対策として多言語翻訳を行うときのポイント

インバウンドや来日外国人対策の多言語翻訳

LCCの増便やビザ緩和などの影響もあって、かつてない成長を見せる日本のインバウンド市場。これまでは中国や台湾、韓国などアジア地域からの訪日観光客が中心でしたが、2020年に東京オリンピック、2025年には大阪万博を控えた昨今では、欧米、豪州などからの訪日観光客も各業界にとっては魅力的なターゲットとなっています。それに伴い需要が急増しているのが、インバウンド対策としての多言語翻訳です。

訪日外国人に、安心・安全、快適に日本滞在を楽しんでもらうためには、ホテルや飲食店、公共機関などのさまざまな案内をわかりやすく表示することが欠かせません。では、実際にインバウンド対策として多言語翻訳を行う場合、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。今回は、インバウンド対策として多言語翻訳を行う必要性と、そのコツについて詳しく解説していきます。

インバウンド対策とは?

インバウンド(inbound)というのは、「外側から内側へ向かう」という動きを表す英語の形容詞のことで、旅行や観光業界においては「外国人が訪日する旅行」を意味します。インバウンドの対義語はアウトバウンド(outbound)で、「日本人の海外旅行」という意味です。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2017年度に日本を訪れた外国人の数はおよそ2869万人。これは前年度と比較すると19.3%の増加で、今後さらに多くの外国人が日本を訪れることが予想されています。

特に、政府は東京オリンピックを迎える2020年に4000万人のインバウンドを目標に掲げており、インバウンドを意識したビジネス展開が各業界にとっての重要課題と言えるでしょう。このように、訪日外国人(インバウンド)を取り込むための対策が「インバウンド対策」です。具体的な内容としては、訪日外国人のための多言語化や、外国人が理解しやすいデザインの採用、サービスや商品が外国人に受け入れられるかどうか知るためのニーズ調査などがあります。

インバウンド対策の一つとして、多言語翻訳をしたほうが良い理由

日本政府観光局の発表によると、日本を訪れる外国人観光客は2013年に初めて1000万人を突破して以降、2014年ごろから大きく伸びはじめ、2016年には約2403万人、2017年には約2869万人とその数は年々増えています。観光、旅行業界をはじめ飲食業界、ホテル業界など各業界では訪日外国人をターゲットにした市場(インバウンド市場)を取り込むためのさまざまな対策を実施しはじめていますが、そのなかでも特に重要な位置付けをされているのが多言語翻訳です。

では、なぜインバウンド対策のひとつとして多言語翻訳をすべきなのでしょうか。もっとも大きな理由としては、せっかく日本を訪れてくれた訪日外国人に対して、言葉の壁が原因となってコミュニケーションがうまく取れないという事例が多発しているからです。

観光地の魅力を伝えるにしても、日本の伝統的な食文化を楽しんでもらうにしても、日本語のみの接客や表示では外国人にきちんと理解してもらうことはできません。そのため、入店や利用をためらってしまう、そもそもサービスを認知してもらえなかったなど、多言語翻訳をしないことで訪日外国人をターゲットにしたさまざまな市場で絶好の機会を失ってしまうことにもなりえるのです。

インバウンド対策として多言語翻訳を行うべきもの

インバウンド対策のなかでも特に重要度の高い「多言語翻訳」ですが、具体的にどのようなものを多言語サイトを翻訳すべきなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

Webサイト

各地の観光名所のまとめや、公共機関の乗り継ぎ方法の解説など、訪日外国人が日本滞在中に役立つ情報をWebサイトで発信する場合、ホームページの多言語翻訳は絶対に欠かせないポイントです。

サービスの概要

日本が誇る「おもてなし」を訪日外国人に堪能してもらうためには、日本ならではのサービスやおもてなしについての説明を多言語で解説しましょう。

ホテルサービス

ホテルサービスの多言語化は、訪日外国人だけでなくホテル側にとっても大きなメリットがあります。例えば、客室の使い方、大浴場を利用する際のマナーなどをきちんと多言語で解説しておくことで、文化の違いや理解不足からくるさまざまなトラブルを未然に防ぐことや、案内の手間が省ける可能性があります。

翻訳アプリ

日本人をターゲットにした旅行系の便利なアプリも、インバウンド対策のひとつとして多言語化しておくことで、訪日外国人に利用してもらえる可能性が高くなります。

飲食店のメニュー

食文化というのは国によって大きな違いがあります。日本食は世界でも人気が高く、訪日外国人のなかには日本での食事を楽しみにしている方も少なくありません。また、宗教によっては食べられない食材もあることから、原材料や調理方法、料理の説明などは、食文化の異なる外国人にも理解しやすいように、多言語化しておくことが大切です。

インバウンド対策として多言語翻訳を行うときのコツ

では、実際にインバウンド対策として多言語翻訳を行う場合、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。多言語翻訳のコツを詳しく見ていきましょう。

機械翻訳の利用は避ける

インバウンド対策として多言語翻訳をする場合、その翻訳がきちんと伝わらなければ意味がありません。機械翻訳はニュアンスが不自然になってしまったり、文章の精度が劣ったりする場合も多いため、機械翻訳の利用はさけて人力翻訳を行うようにしましょう。

かならず日本語の原稿もしくは英語から他の言語に翻訳をする

多言語翻訳をする場合には、まず日本語の原稿を作成し、日本語から英語、日本語から韓国語、日本語から中国語というように翻訳するのが理想的です。英語を基本として翻訳していく方法でも問題ありませんが日本語から中国語、中国語から韓国語という翻訳の仕方では翻訳の精度が下がってしまうため避けましょう。

ローカライズを行う

多言語翻訳をする際には、翻訳する国の文化や習慣などを考慮するローカライズをすることも忘れずに行うことで、違和感のない翻訳をすることができます。そのためきちんとローカライズを行いましょう。

インバウンド対策として多言語翻訳を行う際にはぜひ翻訳会社FUKUDAIへご相談ください

インバウンド対策としての多言語翻訳を行う場合には、上記の内容を参考にして多言語への翻訳を進めるようにしましょう。また、もし多言語翻訳を内製だけで行うことが難しい場合には、翻訳サービスの外注も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

翻訳会社FUKUDAIでは中国語・英語をはじめ、韓国語・ベトナム語など、日本語からさまざまな言語への翻訳を承っております。多言語翻訳に関するお悩みは、ぜひFUKUDAIまでお気軽にご相談ください。

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