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繁体字と簡体字?中国語翻訳のご依頼前に知って頂きたいこと

中国語の簡体字と繁体字の違い、北京語と広東語の違い?
繁体字と簡体字 の違い?

繁体字と簡体字?中国語翻訳のご依頼前に知って頂きたいこと

お客様はよく以下のように、翻訳見積りやお問い合わせ等をお寄せ下さいます。

「これを北京語に翻訳してください。」

「これを広東語に翻訳してください。」

「これを台湾語に翻訳してください。」

……など

確かに中国語には、使用する地域や国により様々な方言があり、国によっては各方言について違う呼び方もしますが、実は他にも区分があるのをご存知でしょうか。

以下に方言の違いや区分についての説明を記載しましたので、翻訳依頼にお役立て下さい!

中国語は書き言葉と話し言葉の違いが大きい

まず、訳文はどこで使われるのか、またはどこの誰に見せるものか、場所と目的を明確にする必要があります。

中国語の話し言葉には、使用する地域によって北京語、広東語、上海語、香港語、台湾語などの種類があり、表記文字には、簡体字Simplified Chineseと繁体字Traditional Chineseがあります。

例えば、中国本土では簡体字が使われるのに対し、香港と台湾では繁体字が使われています。

中国語翻訳をご依頼の際、必ず「対象となる地域で使われている書き言葉(繁体字 または 簡体字)」をお選びください。各地域に対応する言葉は以下の通りです。

中国語の種類 書き言葉 話し言葉
北京語(マンダリン) 簡体字 北京語(マンダリン)
広東語 簡体字 広東語
上海語 簡体字 上海語
香港語 繁体字 広東語
台湾語 繁体字 台湾語

ここまでのまとめポイント

・翻訳ご依頼時、対象地域の書き言葉(繁体字 または 簡体字)をお選びください。
・訳文が使われる地域名もお知らせください。

同じ繁体字でも台湾と香港の違いが大きい

同じ繁体字でも、使用する国や地域によって、単語や表現・表記が大きく違う場合があります。台湾と香港はともに繁体字ですが、同じ意味の言葉に対して違う単語を使う場合が多々あります。

その理由の一つは、話し言葉の違いにあります。

台湾では中国本土の標準語「北京語」に近い「國語」が話し言葉として使われていますが、香港とマカオでは「粤語」(広東語)が使われています。

香港で使われている広東語は、中国語の数ある方言の一つですが、本土の広東語とは単語の発音、表現法、構文、文法等色々な点で全く異なっていますし、台湾語も北京語に近いとはいえ、本土の言葉とは多くの相違点があります。

表記文字は話し言葉に左右されるために、台湾と香港で同じ繁体字が使われていても、単語や表現法に微妙な違いが表れてきます。

どのような違いがあるか、以下にいくつか例を挙げて、中国本土簡体字と台湾と香港の繁体字を比較していますのでご参照下さい。かなり違うことがおわかりいただけると思います。

日本語 簡体字 繁体字
台湾繁体字 香港繁体字
大衆 大众 大衆 大眾
里面 裡面 裏面
衛生 卫生 衛生 衞生
タバコ 香烟 香菸 香煙
カウンター 柜台 櫃檯 櫃枱
収集 收集 蒐集 搜集

以上の説明で、一口に中国語といっても、多種多様だということがおわかりいただけたと思います。

使用地域・使用目的にあった最適の翻訳を提供させていただくために、翻訳をご依頼いただく時、対象地域、言語の種類、表記文字の特定をお願いします。

北京語・広東語・台湾語。繁体字と簡体字。

訳文の対象地域に応じて、適切な漢字表記、表現を使い分けるのが、正確な中国語翻訳の第一歩です。

ここまでのまとめポイント

・同じ繁体字でも、対象地域が香港か台湾かを明確にしていただく必要があります。
・翻訳のご依頼には、対象地域を特定していただくことが重要なポイントです!