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2020.09.09

教育や研修資料を翻訳する際の注意点とは?事例4選を紹介

グローバル化が進む中、教育や研修用資料の翻訳が必要な場面が増えています。外資系企業が日本に進出する場合はもちろん、海外技能実習生の受け入れも増えているので、今後さらに教育・研修に関連する資料の翻訳が必要になるでしょう。

しかし、教育や研修のための翻訳には、シーンに合わせていくつかの注意が必要です。この記事では、①外資系企業の日本進出、②日本企業の海外展開、③留学生誘致の検討、④海外技能実習生の受け入れ、の4つの事例に分けて注意点を紹介します。

外資系企業の日本進出(教育翻訳・研修翻訳 事例1)

教育翻訳・研修翻訳1:外資系企業の日本進出

金融業界、メーカー、コンサルティングファーム、最近ではIT企業など様々な外資系企業が日本へ進出してきています。そこで、日本のビジネス慣習を理解した日本人の採用が重要でしょう。

ここでは、外資系企業が日本に進出する際の注意点やポイントを紹介します。

日本進出時の注意点

働き方が変わりつつあるといえ、依然として日本は他国と比較すると人材の流動性は低いといえます。そのため、経験者や優秀な人材を確保するのが難しいという課題があります。

また個人差はあれど、一般的に日本人の英語力が高い方ではない点も注意が必要です。

日本人社員の教育・研修に必要なこと

日本人は勤勉な傾向があるので、指示された仕事をしっかりとこなします。そこで教育・研修用のマニュアルにも、必要な内容をしっかり盛り込んでおくことが重要です。

一方、日本人はディスカッションを苦手としています。外資系企業では当たり前でも、急に日本人に要求すると困惑させる可能性があるので、日本人の性格を理解した上で、課題解決力を育てる教育・研修が必要です。

教育資料を翻訳する際のポイント

外資系企業が日本に進出する際、教育・研修資料は英日翻訳が中心となります。想定される研修資料としては、社内会議資料や販売店舗向けマニュアル、コンプライアンスマニュアルがあります。

また、アメリカのような厚い教科書には慣れていないので、翻訳するマニュアルもシンプルかつわかりやすい作りが良いのではないでしょうか。翻訳会社FUKUDAIでは、各技術専門分野に精通した専門性の高い熟練翻訳者が多数在籍しており、高品質で理解しやすいドキュメント翻訳が可能です。

海外展開を考えている日本企業(教育翻訳・研修翻訳 事例2)

教育翻訳・研修翻訳2:海外展開を考えている日本企業

さらなるビジネス拡大を目指し、海外進出を志向する企業も多いはずです。少子高齢化問題から日本市場に限界があることから、今後さらに海外展開の重要性は高まるでしょう。

海外展開の注意点

海外展開に失敗する多くが、現地の情報不足に起因します。決断したらすぐに行動に移すことも重要ですが、国や国際機関が発表している統計情報や、現地消費者の好みや特徴を検証し、利益を上げられるか吟味しましょう。

現地に法人や支社を立ち上げる際、日本人社員が現地でコミュニケーションを取れるかも重要です。現地社員の研修や教育のみならず、日本人社員の語学研修も海外展開を成功させる鍵となります。

現地社員の研修に必要なマニュアル

自社や日本式のやり方を現地社員に教育するためには、様々なシーンを想定しなくてはいけません。そこでシンプルなマニュアルでは意図が伝わりきらないおそれがあります。

従業員ガイドブックや接客マニュアルなど、可能な限り多くの自社マニュアルをわかりやすく翻訳しましょう。

研修資料翻訳する際のポイント

現地の優秀な人材であれば、英語も流暢に操る場合が多いですが、より多くの現地社員に教育や研修を徹底するためには、現地の言葉で翻訳するのが一番です。翻訳会社は数多くあれど、英語や中国語のようなメジャー言語にしか対応していない場合があるので、研修資料の翻訳を依頼する際には注意しましょう。

翻訳会社FUKUDAIでは、中国語翻訳・英語翻訳を始め、韓国語・ベトナム語・タイ語など東南アジア及び欧州言語を幅広く取扱っています。海外進出をお考えで研修資料の翻訳が必要となった際には、ぜひ一度ご検討ください。

海外留学生を誘致したい教育機関の場合(教育翻訳・研修翻訳 事例3)

教育翻訳・研修翻訳3:海外留学生を誘致したい教育機関

教育分野の翻訳は、教材や学術論文、教育雑誌など多岐に渡り、幅広い世代に配慮した翻訳が必要です。その中でも、近年重要になりつつあるのが海外留学生を誘致するための翻訳です。

留学生へのアピールに必要なこと

2008年、日本政府により2020年までに留学生を30万人にまで増やすという留学生30万人計画が発表されました。この目標は、2017年末時点ですでに達成しており、今後もますます増えていくことが予想されます。

しかし、少子高齢化の影響により、学校同士の学生確保が熾烈になりつつあり、留学生獲得も例外ではありません。そこで積極的な留学生へのアピールが必要です。

大前提として、留学生アピールには学術面の充実が大切です。ただし、外国人が日本へ留学する目的の中には、アニメをはじめとした日本文化への憧れも含まれています。

そこで、日本文化を感じられるという点などヴィジュアル面からのアピールも効果的なのではないでしょうか。

留学生誘致で注意しておきたい点

世界中から留学生を集めるためには、日本語授業では限界があるため、英語による授業を充実させる必要があります。しかしまだ整備が遅れている学校が多いのではないでしょうか。教育教材の日英翻訳含め、外国人が学びやすい体制を整える必要があります。

また、日本では講義形式の受動的な授業形式が多いですが、海外の優秀な学生を惹きつける為には、ディスカッション形式の授業も増やしていくことも大切です。

案内資料を翻訳する際のポイント

アピールする相手は若者が中心なので、より見やすくわかりやすい案内資料を用意する必要があります。案内資料の作成はパソコンでの作業が中心となる点や、ヴィジュアル面を重視する為にも、翻訳はDTPサービスに対応した会社への依頼が重要です。

翻訳会社FUKUDAIでは、カタログやパンフレットなどのドキュメントに対応しており、DTPサービスが充実しています。教育機関・学校関連・研究所への翻訳実績もあるので、学校の案内資料翻訳で困っている方はぜひご相談ください。

海外技能実習生受け入れを考えている場合(教育翻訳・研修翻訳 事例4)

教育翻訳・研修翻訳4:海外技能実習生の受け入れ

1993年に制度化された海外技能実習制度ですが、少子化の影響に伴い、国内労働人口が減少していることから最近ますます注目を集めています。海外技能実習生受け入れは企業にとって労働面でのメリットがあるほか、国際化や海外進出のきっかけにつながることが魅力です。

海外技能実習生への研修に必要なこと

技能実習生たちは事前の研修で日本語を学んでいますが、まだ完璧ではないでしょう。そこで、随時日本語教育もサポートしてあげることも必要です。

海外技能実習生受け入れの注意点

外国人技能実習生の受け入れは、2020年7月現在82職種148作業に限定されています。自社が受け入れ可能か不安な場合は、法務省や厚生労働省など公的機関に事前に確認しておきましょう。

また、技能実習生の在留期間は3~5年です。それを超えると技能実習生として雇うことができないため、社内でその点を踏まえた人員計画を立てるようにしましょう。

なお、技能実習修了後も実習生が滞在可能な特定技能1号、2号といった制度もありますが、対象産業分野が限定されるなど、より条件が厳しくなる点を頭に入れておいてください。

研修資料翻訳のポイント

技能実習生は中国からというイメージを抱いている方がいるかもしれませんが、最近はベトナムやフィリピン、インドネシアといった東南アジア諸国からの実習生が多いです。

慣れない異国で就業面だけでなく生活面でも不安が多いはずなので、可能な限り彼らの母国語での翻訳対応を心がけてください。工場内の掲示物など一般的な文書の翻訳にも気を配ることがポイントです。

さらに海外技能実習生には専門技能を教育する必要があるので、作業手順書などの専門文書を翻訳しなくてはなりません。該当分野への知識に欠ける翻訳者が翻訳した文書では、海外技能実習生にうまく伝わらない可能性があるので気をつけましょう。

翻訳会社FUKUDAIでは、修士・博士号を有する専門家が多数在籍し、翻訳プロジェクトに携わり、品質の高い翻訳サービスを提供しています。専門分野の翻訳依頼にもぜひご利用ください。

教育翻訳・研修翻訳の翻訳会社を探す際に大切なポイント

教育翻訳・研修翻訳の翻訳会社を探す際に大切なポイント

では、実際に教育や研修資料を翻訳してくれる会社を探すにはどうすれば良いでしょうか。翻訳会社の数が多く、迷ってしまうかもしれませんが、以下の点に気をつけてみてください。

料金や納期

翻訳会社によって、料金も大きく異なります。そこで、予算内で対応可能か、納期は間に合うかといった点に気をつけて選ぶようにしてください。

ただし、他社と比較して極端に短納期であったり、低価格であったりする場合には、翻訳の質が悪い可能性があります。わかりやすい研修資料を翻訳するためにも、質には充分注意しましょう。

対応する分野や言語

すでに述べたように、現地社員や技能実習生の中には英語が得意でない方もいます。翻訳会社が英語のみ対応なのか、幅広く対応しているのかも気をつけて見るようにしてください。

見やすさ

教育資料、研修資料は相手に理解してもらわなくてはいけません。見にくいものやわかりにくい翻訳はNGです。

対応分野をしっかりと理解し、見やすくわかりやすい翻訳会社を選ぶようにしましょう。

翻訳会社FUKUDAIでは、お客様のビジネス用途、ご予算に合った最適な翻訳を、常にリーズナブルな翻訳価格でご提供します。お急ぎの翻訳案件でも、お客様のご希望に沿えるような方法を検討いたしますので、まずは一度ご相談ください。

FUKUDAIは教育翻訳や研修翻訳に強い

FUKUDAIは教育や研修資料の翻訳に強い

以上、教育や研修資料を翻訳する際の注意点を4つの事例に分けて紹介してきました。シーンによって特徴は異なりますが、教育や研修資料の翻訳はわかりやすく、見やすいことが大切な点は共通しています。

翻訳会社FUKUDAIでは、対応分野や言語も幅広く対応しており、教育や研修資料でも質の高いものを提供します。教育や研修資料の翻訳に悩んだら、ぜひご相談ください。

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